Sho-Comi ショウコミ 19号 はにかむハニー、56話 感想
※ネタバレ注意です※
熱で倒れてしまった 熊谷くんの代わりに、熊谷くんのご両親が経営している 動物病院の、お手伝いをする事になった 蜜。
いろんな動物と触れ合えるので 癒やされながら、雑用のお仕事を 頑張っています！
ところが、車にはねられてしまった 野良猫を助けてほしい、と 男性が駆け込んできてから、一気に 緊迫した状況へ――――
（血が出てた… 苦しそうだった）（手術しなきゃいけないほど 酷いんだ…）（どうか 助かりますように…！）
しかし 蜜の願いもむなしく…、猫は 手の施しようがなかったらしくて 助かりませんでした。
（…病院に来た すべての動物を治せるわけじゃない、当り前だけど 実際 目の当たりにすると やるせないな）
でも、死んでしまったお母さん猫の お腹の中にいた子猫たちは、助ける事が できていた事を知り、熊谷くんのお母さんを見つめる 蜜は――
（常に生き物の死と向き合わなきゃいけない、獣医さんって すごいな…）
休憩中に 蜜は、「でも 私なら動物側に感情移入しちゃいそうで 無理だろうなー」と言いました。すると、一緒に休憩を取っていた 熊谷くんのお母さんが……
「あら でも 蜜ちゃんは 優人より 素質あると思うけど」
「えっ」
「あの子 超共感体質で 元気のない動物見ると すっごい落ち込むから」
（あ―― わかる気がする）
「優人は私たちのために 獣医の道に進もうとしてるみたいだけど、あの子は本当にそれで いいのかしらね」
（熊谷くんの 本当の気持ち…――）
お手伝いを終え、熊谷くんの様子を見るために 熊谷くんのお家へ戻った、蜜。
その時、獣医大に入るための たくさんの参考書や問題集の中に 1冊だけ、教育大学のパンフレットがある事に気づきます。
慌てて 熊谷くんは、蜜から そのパンフレットを取り上げ 隠しましたが――――
「熊谷くん もしかして獣医以外に やりたいことがあったの？」
「あー…、実は 保育士…、いいなーと思って…」
予想外だった 熊谷くんの言葉に 驚きを隠せない蜜は、「どうしてまた急に？」と 尋ねました。
「…急ってわけじゃなくて ずっと頭の中には あったんだ、
…多分 一番のキッカケは 保育園での奉仕活動、俺の作った人形を うれしそうに見てた子どもたちの顔が 忘れられなくて、
保育士なら 好きで得意なことを 活かせそうだと思ったから、だから…」
「いやいや そこまで憧れてるなら 保育士めざせばいいじゃん」
「…でも」
「きっと熊谷くんのことだから 自分の成りで子供相手の保育士なんて向いてないー って考えてるんだろうけど、
でもさ 熊谷くんはもう 知ってるでしょう？ 誠実に向き合えば 相手はちゃんと わかってくれるって、
だから きっと大丈夫、自分の中の “いちばん” を大切にして」
本当に目指したい職業は 獣医師ではなかったから、前回 熊谷くんは 浮かない顔をしていたのですね…。
でも、蜜のおかげで 保育士を目指す決意ができたので、もう あんな顔は見せず、夢に向かって 突き進むことができますね！ ^_^。
そして、熊谷くんのお母さんの働く姿に 刺激された蜜が、本気で獣医を目指す と決めた事、最初は ビックリしたけど、やっぱり蜜は 頼もしい女の子だなぁ、と ジーンとしちゃいました。
「だから動物病院のことは どーんと任せて 熊谷くんも自分の やりたいこと目指してよ」
将来の事を 真剣に考え、向き合い、決断した 2人の “これから” は、大変な事も 沢山あると思いますが、それ以上の幸せが 待っていてくれてるはずですね！ ^▽^。
いよいよラスト２話 という事で、最終話に向け 次回は どのような お話なるのか、とても 気になります！！！
