デザート 8月号 春待つ僕ら、period.53 感想
※ネタバレ注意です※
ナナさんに告白した 竜二。その結果を、翌日のお昼 いつもに皆に、屋上で報告します。
「ダメだった」「気になってる人がいるらしい」「学校の友達だって、バレンタイン当日 カフェ来てた、もしかしたら そいつかも、
あと パティシエの勉強で留学も考えてて これから どんどん忙しくなるからって」
「ナナさん 優しいから 色々理由 言ってくれたけどさ、結局 どうやったって 俺のこと、そういう対象に見れなかったってことなんだと思う」
竜二は、失恋を 冷静に受け止め、美月たちにも 悲しんでいる様子を見せませんでした。
そして ナナさんに気を遣わせないよう、今まで通り カフェに行って、何事もなかったように 笑うのです。
いつの間にか 竜二が “オトナ” になった事を感じ、嬉しいような 寂しいような、複雑な気持ちでいる 美月でした――
留学はしたいけど 父に無理をさせたくない、という ナナさんの想いを知り、ナナさんの力になりたいと思う 美月。
バイトに関しては 協力できる事は限られているけれど、「それよりさ、ちょっと相談に乗ってほしいかも」と ナナさんに頼ってもらえて、美月は とても嬉しそうです。
仕事中は 無理なので、美月のシフトが入っていない日に ナナさんの相談を聞く事になりました。
後日 放課後、ナナさんに会いに行くつもりだった 美月ですが、連絡が入り 中止します。
すると、異変を感じた竜二が 美月に「ナナさん なんかあった?」と聞いてきました。
「や…… ナナちゃんじゃなくて…、マスターが具合悪くなって 病院運ばれたって…、もう大丈夫なんだけど 念のため一日 入院するからって…」
1人、病院に駆けつけた 竜二。そこで ナナさんの友人たちを見つけ、話しかけます。
ナナさんの好きな人、かもしれない 男性もいました。
「心配して来てくれたの? でも 大丈夫だよ」「ナナセは 母親の時も 経験してるから 慣れてんだよ ホント カッコイイ女だよ アイツは」
だから大丈夫 と話す男性を睨み、竜二は言います。
「…もし付き合っても、ナナさんの そういうとこに 甘えんなよな」
自力で 何とか、ナナさんと会う事ができた 竜二は、ナナさんから 事情を聞きました。父は 朝まで飲んでいたせいで 具合を悪くした、念のため検査してるけど 大丈夫、と。
ナナさんは 明るく振る舞うけど、竜二は ナナさんが無理をしている事を、分かっています。
それでも 好きな人を困らせなくないから、あまり踏み込まず 帰ろうとしました。
ところが、ナナさんは 竜二を引き止めて……
「竜二君が好き」「…いろんな理由で 付き合えないと思ってたはずなのに、あの時 すごく嬉しくて、
でもやっぱり決心つかないし、断らなきゃって…、気になる人がいるなんて 適当な嘘ついちゃったの、本当に ごめんなさい…」
ナナさんは、超絶ピュアな竜二に踏み込む事が 怖かったのです。
竜二は「そんなこと!?」と言うけれど、経験豊富なナナさんにとっては とても大きな悩みでした。
「…あたしから見たら あなたたち高校生って すっごく眩しくて、ああ あたしも何も知らないままで 一からここに入れたらなって、何もかもが初めての竜二くんと 同じ気持ちで楽しく付き合えたらなって思ったけど…、
どう考えても 自信ないんだもん… 傷つけたくなかったし、ガッカリさせたくなかったの」
「ナナさんが自信なくても、俺は ナナさんのこと 全部受け止める自信ありますよ、初恋 なめないでください、俺だって これくらい できますから」
竜二にキスをされた ナナさんは――――!?!
一世一代の告白をしたけど 振られてしまった後も、ナナさんの事を想い 気を遣わせないよう行動できていた竜二は すごく格好良いけど、やっぱり 竜二の恋が報われないなんて 悲しすぎる…!
――と思っていたので、ナナさんの 本当の気持ちが明かされたシーン、読んでいて すごく嬉しかったです ^▽^。
ナナさんは 竜二の真剣キスを受け入れてくれるのか、無事に2人は 恋人同士となってくれるのか、続きが気になりますね。
マキちゃんの片想いも、今度こそ 実ってほしい~!!!*>_<*
あと、竜二のためにポロポロと泣く 瑠衣が、友達想いだなぁ とホッコリしちゃいました! 泣き顔 可愛すぎますし!(笑)