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デザート 11月号 春待つ僕ら、Last period 感想
※ネタバレ注意です※
2年生になった 美月たち。男子バスケ部には、清凌の1年生になった 廉太朗が、入部してくれました！
そして、春の新学期といえば クラス替え――――！！！
永久と一緒のクラスになれなくて、美月は 落ち込んでいます…。
瑠衣やマキちゃんとは 同じクラスだったけど、レイナちゃんとも 離れてしまいました。
すると、永久と同じクラスになった レイナちゃんが、不安がっている様子の 美月に「大丈夫でしょ？ ちょっとクラス離れるくらい なんなら あたしが見張っとくけどさ、そもそも 他の女子なんて 眼中にないんだし～」と言って、励ましてくれます！
明日の新歓祭で スピーチをする事になっている、美月。原稿は用意できているけれど、人前で上手く話せるか どうか、自信がありません。
なので、レイナちゃんに付き合ってもらい 体育館の裏で、スピーチの練習をしました。
美月が 原稿を読み上げると、レイナちゃんは「文章が とにかく素晴らしい」と褒めてくれます。
小学校の時、作文発表会で 失敗して 笑われた経験がある 美月は、恥をかきたくないから 例文や本を いっぱい読んで真似して、立派な文章に 仕上げたのです。
レイナちゃんと話していると、過去のトラウマを思い出すような 女子の笑い声が聞こえてきました。
様子を見に行ってみると ビックリ…！ 女の子数人が、レイナちゃんの 誰にも見られたくない ネタ帳を、笑いながら 見ていたのです。
ノートの表紙には “拾った方は 山田レイナまで” と明記した上で、“中は見ないで おねがいっ” と 書いてあるのに…。
そして 女の子たちは、立ち去りながら「ほんと よく付き合えるよね、あんなのと」なんて、美月の悪口まで 言っています。
すると、彼女たちを追いかけたレイナちゃんは 激怒して――――
「あたしの趣味と 美月ちゃんは 全く関係ないから、…なんにも知らないくせに、これ以上 2人のことにケチつけたら 許さないからね…！」
その後、永久と2人で下校しているとき 美月は、レイナちゃんが 自分のために怒ってくれた出来事を、永久に話しました。
永久は「カッコイイな 山田」と言ってくれます。
「でもね レイナちゃん その後泣いてたんだ、余計な弱み握られて 悔しいって せっかく鎮火してたのに ああやって言ったことが 逆効果だったかもって、
もしそうだとしても 全然平気なのに、こんなに味方になってくれる人がいるんだもん 私も凹んでられないよ」
明日の新歓祭では 私もカッコよく決める、スピーチを 絶対に成功させる、と 永久に宣言した、美月。
「全校生徒の前でやるってことは その人達も 見るでしょ？ 見直してもらえる チャンスだもん」
「うーん… それは別に どっちでもいんじゃない？ 明日は 新入生のためにやるんだし、
美月が一生懸命 伝えたいと思った言葉が、1年生に伝われば それでいいと思うよ」
（私が 伝えたいと思った言葉――…）
その時、美月は スピーチの原稿が 1枚 足りない事に、気がつきました。
恐らく 体育館の裏にあるはず。探しに行く美月に 永久も付き合ってくれます。
すると、なくした原稿は 見つかったのですが…、明らかに故意に踏まれて ヒドイ状態になっていました…。
「とりあえず 書き直そう 手伝うから」
「…ううん、もういい、それより お願いがあるの」
翌日 美月は、原稿を持たずに 壇上に上がりました。そして、自分の言葉で スピーチを始めます。
『一生懸命 何かを思ったり 頑張ったりする場所には、素敵な絆が生まれ、自然と仲間が できるんだと思います、こんな自分でも 本気でそこに飛び込むと、助けてくれる人がいると知りました、
そして 自分も誰かを 助けたいと思えるようになったのが 嬉しかった』
『…今まで 卒業式でさえも寂しいと思ったことが無かった私が クラス替えで 大好きな友達と離れたことが とても寂しくて、大ダメージでした』
（そう思えたことが 寂しいけど 嬉しい、――気づいたら、大事なものが いっぱい できてた）
『これから始まる生活の中で、みなさんが勇気を出して 一歩踏み出した時、みなさんにとっての 素敵な出来事がありますように』
昨日の夜、笑われてもいいから 自分の言葉でやってみる、と決めた 美月は、永久と 練習したそうです。
無事にスピーチを終えた 美月を、レイナちゃんと永久は 笑顔で迎えてくれました――――
それから 時は経ち、清凌バスケ部は インターハイ予選、初日を迎えます。鳳城との試合、清凌にとって リベンジ戦です！
試合前、永久は 元チームメイトの応援のため、帰国していた アヤちゃんを見つけました。
「あと キミに どうしても言いたいことがあって、この試合、負けたら 美月にもう一回 アタックさせてね」
「…もう負けませんよ、言いたいことってそんなことですか？」
「…いや …頑張れよ」
笑顔で 拳と拳を合わせた、永久と アヤちゃん。
そして、いよいよ 試合開始の時刻となり、美月の応援の声が聞こえる中、清凌バスケ部は 試合に挑みます――――
まさに、感動とトキメキの グランドフィナーレ、でしたね！！！
恋も友情も、自分の努力で 手に入れる事ができた美月の、入学からの1年間を振り返った 美月のスピーチ、めちゃくちゃ ジーンとします…！ ^_^。
しかし、1月号から 番外編がスタートするのですから、しんみりする事は ありませんね。
美月や永久たちと また逢える事が 嬉しすぎて、1月号が 待ち遠しいー！！！
“番外編は気になるあの人のお話！？” との事で、一体 誰のお話なのか、めちゃくちゃ 楽しみー！！！
個人的に いちばん気になるのは 恭介の恋の行方だけど、瑠衣は いつになったら 恋できるのか…？ という事も気になるし、竜二とナナさんの ラブラブお付き合いの様子を たくさん見たいし、美月と永久の 甘々イチャイチャで もっともっとキュンキュンしたいです ＊≧▽≦＊
あと、アヤちゃんの 美月への想いは、どうなるのでしょうね。
完結を迎えた後の 番外編、どんなお話が読めるのか 本当に楽しみです！
