もくじ
別冊マーガレット 9月号 君がトクベツ、第6話 感想
※ネタバレ注意です※
皇太は、病気がちのお母さんに 喜んでほしくて、芸能界の世界に入りました。
入院している お母さんのお見舞いに行って、嬉しそうに 仕事の話をする 皇太。
母子家庭で お母さんは入退院の繰り返しだったけど、寂しくありません。
なぜなら、同じマンションに住む 玲衣という、幼なじみの女の子が いつも一緒にいてくれたからです。
皇太の格好悪いところを よく知っている 玲衣は、テレビや学校の皇太は つまらない! と ハッキリ言います。
人前では ついつい良いところ見せようと 格好つけたがる皇太だけど、ダサいところを推していけば キャラが立つのに、と。
テレビのお仕事で 皇太のそういった一面が出ると、それを見てくれたお母さんは めちゃくちゃ笑ってくれました。
「やー やっぱ皇太、あんた人を元気にする天才だわー!」
お母さんを 満員のドームに招待したくて、アイドルの仕事を ひたすら頑張った、皇太。
しかし―― 皇太が 中学生の時、お母さんは 亡くなってしまったのです…。
それから 皇太は、玲衣の前でも 無理に笑って、格好つけるようになってしまいます。そうでもしないと、やってられなかったから…。
でも そんな皇太を見てられなくなった 玲衣が、「今の皇太 キモいよ」と ハッキリ言いました。
「皇太が皇太を傷つけんなら いーよ うざがられても 絶対止めるから!! あたしは、咲良さんに、皇太を よろしくって 言われたんだ!!」
すると 皇太は、無理して笑うことを やめて、本当の気持ちを 玲衣に打ち明ける事が できたのです――――
皇太にとって 家族のような存在の 玲衣は、本当の 本当に、格好よくて 強くて ステキな女の子ですね。
玲衣が いなかったら、皇太は ずっと嘘の笑顔を 張りつけたままだったと思います。
そして、もし玲衣が 飲酒運転の自動車事故なんかに巻き込まれて 亡くなったりしなければ……、きっと 玲衣と皇太は、どういう関係になったとしても また笑顔で向き合える日が来るはずだったのに…。
お母さんとも 玲衣とも、後悔が残る 突然の別れを経験してしまった 皇太の心の傷は、そう簡単に 癒やされるものではありませんね T_T。
ついに 皇太の過去が明かされたからこそ ますます、今後の さほ子の頑張りに 期待せずにはいられません…!!!
別冊マーガレット 10月号 君がトクベツ、第7話 感想
皇太が 計り知れないくらいの ツラい思いを 抱えている事を知った さほ子は、皇太の事を もっと知りたい、という気持ちになっています。
(でも そんなの、あの人が 求めてくれなきゃ 意味がない…)
そんな時 皇太から LINEで、インフルエンザになってしまった、2日間 帰らなくて済んだおかげで だいぶマークも薄くなってると思うから 自分の家に帰ります、という 連絡が入りました。
心配した さほ子が『良かったら 看病行きます』と送ったところ、皇太の返信は『大丈夫だよ~!気持ちだけありがとう』でした。
それでも、どうしても 皇太を ひとりにしたくない さほ子は、勇気を出して――――
大丈夫、と言っていた 皇太ですが、実際は かなり重症で 立つ事もままなりません…。さほ子は テキパキと、皇太の看病を 始めました。
今まで さほ子に、“カッコ悪い”ところを 見せてきた自覚が ない皇太は、さほ子に頼る事に 抵抗を感じていたのですが、そんな皇太に さほ子は言います。
「違うんです あの、今さら あなたの どんな姿を みても、あなたが カッコいい人間だということ わかってるので、今は カッコつけたりしないで なんでも 頼って欲しいです!」
すると、皇太は さほ子に頼ってくれるようになりました。
皇太の寝室には お母さんと玲衣の写真が飾ってあります。
さほ子は、「…幼馴染みさんは、どんな方だったんですか?」と 皇太に聞きました。
「…………、オレの事、容赦なく キモいダサいカッコ悪いっていう奴… 何度 悔し涙を飲んだことか…」
「でも、それだけ 仲が良かったんでしょうね」
「……うん、や どーだろ、最後は、オレのことなんか 嫌いって思ってたかもなぁ」
「…………、……あの 間違ってたら ごめんなさい、今日のタクシーでの あなたは、ワザと自分を傷つけているように見えました、私は、あなたが ひどい人間だなんて 絶対思いません、でも、あなたが もし、自分を そう思っているのなら、それは何故なんだろうって……」
「……ちょっと、重い話になっちゃうんだけどいい?」
皇太の ツラすぎる過去、玲衣との 悲しい別れを、皇太から聞いた さほ子は――――!?!