君は春に目を醒ます 16話 4巻ネタバレ注意

投稿日：2018年12月12日

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La・La(ララ) 1月号　君は春に目を醒ます、16話　感想

※ネタバレ注意です※

こそこそと絃と千遥の後をつけていた弥太郎。転びそうになった絃を助けようと、思わず手を伸ばしたのでした。

千遥はどうしたのか弥太郎が尋ねると、「さっきまで一緒だったけどはぐれたみたいで……」と答える絃。

とりあえず人が少ない場所に移動するため、弥太郎は絃の手を引きます。

だけど、ハッとして手を離し、絃に謝りました。

「…お前気にしそうだから言っとくけど」「オレジンクスのこと知ってる…　お前が試そうとしてたことも」

「ただ！　さっき手をつかんだのはお前が転びそうになってたからだし、他意はないから」

「それに、こんなの効果なんかあるわけないって、だいたいもう廃れたジンクスだし…、だってありえねえだろ、オレとお前がつき合うとか」

ありえなくない、といったような否定の言葉はない絃の返事に、切ない笑顔を浮かべる弥太郎です…。

弥太郎は弓道場にいる千遥を見つけました。黙っていなくなった事に対し、怒りをぶつけます。

「オレなの？　絃の好きな相手……」

「そうだよお前だよ！！　告白を無かったことにして！　あいつを傷つけたクソ野郎は！！」
絃は妹みたいなもの、と言い続けてきた千遥への怒りが、収まらない弥太郎。隠していた事をすべて話すのです。

「――あの時　あいつ言ってたよ、“勘違いしてくれてよかった”って…、気まずくなって距離ができるくらいなら　このままでいいって…

だから、その気がないなら黙ってろ、気づいたこと絶対悟られんな、頼むから…、もうあいつが泣いてるとこ見たくない」

弓道場を後にする弥太郎に、千遥は「ごめんな」と謝りました…。

ひとりになった弓道場で千遥は、7年前の絃と文化祭を回った時の記憶と、少し前の絃の「私　千遥くんが、目を覚ましてからは、お兄ちゃんだって思ったことは、一度もない」という言葉を思い返しています。

そして、弥太郎の「あいつが泣いてるとこ見たくない」という言葉が千遥の胸を突き刺すのです。

「絃…　あの時、泣いてたのか？　オレの見てない処で……」「今は…？　絃、今は…？」

走り出した千遥は校舎中を探し回り、ようやく絃を見つけました――――

絃も千遥を探していたのですね。急にいなくなって、悲しくなった絃の気持ちがよく分かります。

そして千遥は、ずっと絃のことを妹だと思っていた気持ちと、変化している今の自分の気持ちを、まだまだ上手く整理できていない様子…？

千遥にとって “7年前” は去年の事なのだから、無理もないでしょうね…。

ついに絃の好きな人を知った千遥は、この後一体どうするのか、次回17話がめちゃくちゃ気になります！！！