歩は祖父の家で 彼氏の谷地と同棲中、実家に呼び出されて、その流れで 結婚の報告をした。母と祖父が 家に戻ることになり、谷地は すぐに家を出ていく決断をするが、歩は この生活が終わってしまうことに 寂しさを感じ――――!?
最終話 7巻 プチコミック 12月号
🔽 おとなの “恋愛” ものがたり、ついに 完結!!🎊🎉 個人的 大注目シーン!!!!✨😭
谷地「…そっか 俺 この家 出ていくんだね」
歩(初めは 二人ともが 望まない同居で)
( “一人になりたい” そう思うほどに あの頃 私は孤独だった)
(たくさん たくさん 励まされて 優しくされて 守られた)
(気づかされた 与えられた 勇気づけられた)
(――――大切だったの――――)
(この生活が 終わっていく――――…)
「…寂しい…」
谷地「初めて 藤田を泣かせた」
「…ごめんね 俺 いつだって 肝心なことほど 上手にできないみたい」
「でも ずっと ちゃんと」
「隣にいるから よそ見してたら 声かけて」
歩「うん 私も」
(――――私たちは ただの同期だった――――)
歩(お揃いのマグカップは 大活躍で)
(気づいたら 谷地くんのマグの縁が欠けてた)
(欠片は 見つからなかった)
(その小さな欠片が)
(ずっと この家の どこかに)
(残ってたら いいな)
マグカップが新しい場所で揃うのは 1年後
“ただいま” “おかえり”
『出版社 小学館/一井かずみ さん』