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桜の花の紅茶王子、45話&46話 感想
※ネタバレ注意です※
別冊花とゆめ 11 月号 桜の花の紅茶王子、45話 感想
サクラがお店に立つと、いつも以上に賑やか!…過ぎて貸し切りにしたんでしょうかね?^_^;
人に聞かれたくない話もあるわけですもんね…。
吉乃は来ないと分かった時のサクラの表情が 何とも言えない…、もちろん残念だと思ってるでしょうけど、少し安心したような顔にも見える気がします…。
紅に「頭を冷やせ」と言われると ムッとした顔をしてるけど、でも そこは、やっぱり なんだかんだ仲良しですね!*^_^*
昔から よく一緒にいて、でも2人の間で一致しない記憶、互いに“記憶違い”ってことで終わってしまうのかなぁ…。
名前も詳しいことも決して言わないけど アッサムのことを話に出した奈子と、こっそり話を聞いていて 寂しそうに笑うアッサム…、どうしても複雑な気持ちになってしまいます。
ルフナと絵里が ふたつめの願いを叶えた報告を受けて、サクラの心は さらにグルグルしちゃったのかもしれませんね。
だけど 奈子の言うとおり、間違ってるか 正しいかの前に、まずサクラが どうしたいのかを決めなくちゃいけないんだと思います。
「――― 吉乃のことは好きで 離れたくないけど、それと同じくらい 吉乃の願いを全部叶えて 吉乃を幸せにして帰りたい、それだけが譲れない」
吉乃の気持ちを確かめてた薫が、「そうやって納得して吉乃と別れた後、佐倉が新しい主人に また深入りして恋愛して、今度は幸せになる道を選んだとしたら? 想像してみ 耐えられる?」と言ってて ハッとしたけど、そっくり そのまま八重と吉乃の話に変換できちゃうんですよね…。
八重は納得して別れた、今サクラは 新しい主人の吉乃に深入りして恋愛してる。
もう八重は亡くなってしまっているけど、だからってサクラが“今度は幸せになる道を選ぶ”とはできないわけであって…。
吉乃とサクラは、奈子とアッサムのようにはならない、そんな気がしてくるのは 自然なことなのかもしれませんね。
サクラの仕え方は たしかに上手なんかじゃないけど、でも変えろと言われても変えられないのは仕方ないと思いました >_<。
それにしても今回は、人を助けるために願い事を使って そのことを誇らしげに笑う絵里と、吉乃に対して厳しくも優しく 恋愛相談に乗ってくれた薫、2人が とてもステキです!!!
そして真垣さんのメンタルが強すぎて毎度びっくりします(笑)
あと 奈緒とジョルジの恋愛感情はキッパリ否定されてたなぁ…、ちょっとだけ芽生えてたのでは?なんて思ってました。
さらに、薫の“合わせ技”の話は 本当にハッとさせられた…、そこまで考えつきませんでした。
乙女心に精通してる香椎さんにビックリしたり、香椎さんが恋愛相談に乗ってることを「夢かな?」なんて思ってる松浦先生の気持ち、ちょっとだけ分かります(笑)
別冊花とゆめ 12 月号 桜の花の紅茶王子、46話 感想
吉乃とサクラが離ればなれになって、それぞれ切ない想いを ますます溜め込んでいく展開が続いているなぁ…と感じますが、でも同時に、2人の未来が どうなっていくのか?ということに繋がる 大切な時間だとも思います。
大人向けの人魚姫のお話は、たしかに杏梨ちゃんが読むには まだ早いでしょうね。
だけど そういうことの前に、サクラの感情として読みたくないのかな…なんて気もしました。
奈子に結末を教えてもらって 最後まで1人で読んでいたサクラだけど、サクラはハッピーエンドだとは とても思えなかったんだろうなぁ…。
持ち主であるアッサムは、人魚姫の物語の結末を どう感じているのでしょうね。
杏梨ちゃんの言葉を信じたわけではないけれど なんとなく疑いを持ち、そして ついにアッシャーの正体がバレた!?!なんて 続きが気になりすぎます!!!
また、一方の吉乃の涙は 切なくて切なくて、かわいそうになってしまいました… >_<。
サクラを追い出した理由を お父さんに直球で聞いたのは吉乃だけど、サクラが煮え切らない態度で でも婿になることはハッキリ断ったと知って、残念な気持ちから 涙が止まらないのに、今ここにサクラがいなくて よかった、なんて 悲しくて もどかしいですね…。
1人で そんな風に抱えて 泣くよりも、サクラの前で子供みたいに泣いて サクラを困らせても良いのではないか…なんて思ってしまいました。
本当に紅茶王子が人間になれることを サクラが知ったら、もし吉乃が知ったら、2人の関係や状況は どう変化していくだろう…と考えてしまいます。