別冊花とゆめ 嘘解きレトリック

嘘解きレトリック 48話・49話 10巻 ネタバレ注意

投稿日:2018年3月10日 更新日:


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嘘解きレトリック、48話&49話 感想

※ネタバレ注意です※


別冊花とゆめ 3月号 嘘解きレトリック、48話 感想

なんと…! 左右馬先生の学生時代のお話が来るとは…! 予想外の展開でビックリしました!*≧▽≦*

幼い頃から 頭が回る先生は、学生時代には すでに処世術を身につけていたのですね。

頼み事を引き受ける代わりに報酬を貰う。そうすれば“ウラ”があるんじゃないのかと 変に勘繰られなくて済む。

たしかに、目端の利く人が もし何でもかんでも世話を焼いてきたら、息が詰まると感じるのは 仕方ないかもしれませんね…。

先生としては ただの親切のつもりなのに、それが伝わらず 余計に面倒になってしまうのだから、処世術を見つけざるを得なかったのだろうなぁ、と思うと切ないです >_<。

なのに、怠け者で 面倒を避けようとする先生が(人と関わりたがる、僕が一番、面倒だ)と思っていることに、グッときました。

ウラだの報酬だのといったことは建前で、先生は ただ人と関わりたいだけなのですね ^_^。

そして、そんな建前を必要としない関係を 最初に築けた友人が、馨さんだったんだろうなぁ、と思います!

学生時代の馨さんも、今と全然 変わらないですねー! 結局のところ、先生は“面倒”なのが 本当は好きなんでしょうね?

怖がられたり 嫌われたくないから、先にウラを作っておいた上で 頼まれ事を受けていた先生。一石三鳥の処世術だったはずが、思わぬ展開で 火のないところに煙があがってしまい、先生は 教師や友人から完全に疑われてしまったのですか…?T_T。

だけど、馨さんは 先生を信じてくれるはず!って思います。

馨さんだけは、先生のウラだとかオモテだとかじゃなくて、自分を信じて助けてくれた 親切な友人が そんなことするわけないと、信じてくれるのではないでしょうか。

そして、先生なら見事 濡れ衣を晴らすことができるのではないでしょうか。

果たして どうなるのか、次回が気になります!!!

別冊花とゆめ 4月号 嘘解きレトリック、49話 感想

妙な噂が立ってしまったのは 自分らのせいだ、と左右馬に謝る学友たち。

問題を盗み見た などいう証拠はないため、左右馬は お咎めなしとなりましたが、完全に疑いを晴らすこともできません。

友人たちは、左右馬から離れていってしまいました。

しかし 馨だけは、左右馬のことを信じてくれるのです。

左右馬と馨が 一緒に歩いている時、女性が 男2人に絡まれているところに遭遇しました。

馨が すぐさま間に割って入ります。

女性を指さして「俺の財布をスリやがった」と叫ぶ男。でも それは男の勘違いであったことを、左右馬が証明しました。

無事に解決・・・と思いきや、恥をかかされたと 逆恨みしてきた男たちに、左右馬と馨は殴られてしまいます・・・。

「学生風情がと奴らは言ったが、学生が人を助けてはいけないのか」

左右馬は 思いつきで、そんなに人助けがしたいのなら 警察官になればいい、と馨に言うのです。

すると 馨は、「私が警察官なら、貴様は探偵だな」と返し、その言葉どおり左右馬は その後、本当に探偵となったのでした――――

左右馬先生と馨の 懐かしくステキな友情話であり、そして 鹿乃子と出会う前・出会った時・出会った後を、左右馬先生の視点で見ることができるお話でしたね。

この世は面倒だと嘆く 左右馬先生が、鹿乃子も自分自身も“面倒くさい”のだと観念して、面倒だからこそ 面白いと思っていること。とても深い内容だったなぁ なんて思います…!

また、左右馬先生も鹿乃子のことを どれほど大切に想っているか、よく伝わってきました。

いよいよ次号で最終回、一体どんな結末となるのか とても気になります!


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