１巻まるまる今だけ無料で読める作品のご紹介【PR】
|
５巻まで無料 
|
２巻も無料 
|
|
３巻まで無料 
|
５巻まで無料 
|
|
３巻まで無料 
|
|
２巻も無料 
|
|
３巻まで無料 
|
|
４巻まで無料 
|
|
２巻も無料 
|
２巻も無料 
|
|
４巻まで無料 
|
３巻まで無料 
|
４巻まで無料 
|
|
BLマンガ 
|
期間限定 今だけ０円、まだまだ多数あり✨
⬆当ブログ人気No.1記事です✨✨
【本ページはプロモーションが含まれています】
ドントクライ、ガール、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
私はヤマシタトモコ作品の大ファンですが、そのきっかけとなったのがこの「ドントクライ、ガール」です。
「裸族の成人男性と同居することになった女子高生の物語」という、現実的にあり得る範囲内で最大限に突飛なテーマを持つ本作は、そのテーマ故にギャグ色が強くありながら、日常パートとややシリアスなシーンもほどよい緩急で織り交ぜてあり、面白くてページをめくる手が止まりませんでした。
最終回でも物語の緩急が絶妙で、大胆すぎる心象風景の描写がそれに拍車をかけています。
たとえば、たえ子の「舛田氏との結婚を考えている」という独白を聞いた百合香・美晴の宇宙猫的な反応(美しく広がるサンドウィッチの具が良い味を出しています)。
それから「舛田さんがしたいなら…いいよ…？」と舛田に迫るたえ子の背景に描かれた、「最小限の力で敵を殲滅せよ！」という戦時中か？とも思える描写がシュールな笑いを誘います。
ラブコメのピークともいえるシーンに、こういった描写を入れてくるところが新しいです。
友達に「彼のこと好きなの？」と聞かれたヒロインが、これまでの彼の姿を回想し、改めて「好きだよ」と口にするシーンなんかもラブコメの王道だと思うのですが、本作ではヒロインが回想した中に彼のまともな姿がたったひとつしかなく、それを踏まえて「スキ…だよ？」と答えるたえ子の表情も良い感じに虚無で笑ってしまいました。
また、最終回冒頭でたえ子が発したセリフ「けっけけけっけ…けっこ…け結婚…しようか…と」に対する美晴の「HEY DJ TAEKO」というツッコミ(？)は作中で最も笑ったポイントでもあります。
丸1ページDJネタを引きずるところも好きで、私はDJについて全く知らないのに勢いに押し切られるように笑ってしまいました。
私はラブストーリーがリアルタイムで進行するよりも、すでに完了したラブストーリーを後日、当事者の口から友達等に話す形で描かれる話が好きなのですが(その方が妙に生々しさを感じるし、回想と現在を行き来することで当事者自身の心情が深掘りできたり、聞き手の反応が見られたりして二度おいしいからです)、本作の最終話も大半がその構成になっていて読みごたえがありました。
聞き手であるたえ子の友人・百合香と美晴のキャラクターや、たえ子の話に対する反応が本当によく、読者の感情以上の感情表現やツッコミを入れてくれるので読んでいて気持ちが良いです。
また、たえ子の話を聞いている最中はただの女子高生という印象だったふたりが、目の前に舛田が登場したことにより「(舛田の)妻の友人」という立ち位置に切り替わり、ノリノリで奥様口調になるところも好きですし、そんな中でもセリフの端々から「本当にたえ子のことが好きなんだな」ということが伝わってきて、良い友人たちだなと感じました。
奥様口調を閉幕まで引きずるノリのいいふたりが好きです。
それで、結局たえ子と舛田は結婚したのだろうか？という部分は作中では描かれませんでしたが、たえ子の在学中にとまではいかなくても、将来的には結婚するのではないかな、と個人的には思います。
舛田は根深い裸族でやや変態ですが、気遣いができない人ではないですし、たえ子もなんやかんや舛田とテンションがマッチしていて、あまり無理が必要のない良好な関係のように感じます。
いろいろな意味でたえ子の苦労は絶えないと思いますが、同じだけ舛田にも苦労してもらう(家で服を着てもらう等)ことを強いつつ、うまくバランスを取りながらこれからも同居生活を続けていくのではないでしょうか。
物語は円満なエンドを迎えましたが、彼ら彼女らの今後の姿を少し見てみたいような気もします。
