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有閑倶楽部 最終回 文庫11巻 ネタバレ注意

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有閑倶楽部、最終話 文庫 完結11巻 感想

※ネタバレ注意です※

『有閑倶楽部』、もしかしたらこれで完結ではないかもと思いつつ、最近読んだ一条ゆかり先生のインタビュー記事で「漫画は描かない」とおっしゃっていたので、おそらくこれで完結なのではと思います(でも続編見たい、社会人編の短編とかでもいいので)。

『有閑倶楽部』は何十年も続いた作品で、親子で読んでいるという読者も多いという、日本の漫画の歴史に残る名作です。そしてそれだけ長く描かれた作品だけに、絵柄の移り変わりが大きい作品ともいえます。ひとりの漫画家の先生の絵がこんなに変化しているなんて、絵を見ているだけでも驚きです。描かれたときの流行のファッションなども織り込まれていて、ストーリー以外の部分にもみどころがたくさんあります。

この『有閑倶楽部』の最終話は、清四郎の大失態がテーマです。ちょっとでも読んだことがある人なら、清四郎のパーフェクトぶりは知っているはずで、文武両道は当たり前、勉強は東大も楽勝、スポーツ万能はもちろん武術にもたけていて、つねに知識を吸収することを心がけていて知らないということは恥!というくらいプライドの高いキャラクターです。その清四郎がしてしまうミスは、まさかそんなことを・・というささいなものでした。彼の知識欲が招いた事態ともいえますが、日頃の清四郎のやや傲慢な態度ゆえ、他の仲間にさんざん馬鹿にされる姿は、最終話にふさわしい(?)シーンでした。

私が中学生のころ、他の友達(女子)数人と『有閑倶楽部』の男子キャラで誰が好きかということを話していたとき、清四郎に人気が集中していました。集中したといっても4人ほどなのですが、私以外の子がみんな清四郎を選びました(私は魅録派、ちなみに美童は問題外だった)。なんでもできて頼りがいがあるところがいいみたいです。私はそのとき心の中で、あんなにすきがなく完璧すぎる人は私なぞ相手にしないのではと思ったのですが、彼女達のような考えの人が多いのかもとも思いました。世間を知ったという感じです。

このようにできすぎてもてすぎる清四郎が、あんな拙いミスをしてしまうとは・・、という最終話です。年齢よりだいぶ大人なイメージのキャラクターですが、やはり10代の子供だったのかと思いました。(あのとき一緒に話をしていた子達、この最終話を読んでいるのだろうか・・。もし会えたらまた『有閑倶楽部』の話をしたいです)ミスを挽回するために他のメンバーに協力を依頼するときの態度が清四郎らしいというか、素直にお願いするという態度ではなくちょっと上から目線な態度です。

キャラクター達は普通に携帯電話を使っていて(このころまだスマホはなかった)、あのときのあの事件のとき携帯電話があったら簡単だったのにと思ってしまいました。キャラクターの年齢は変わりませんが、これだけ長く続く作品だと時代の移り変わりが大きいので、それが作品の中でも反映されています。最初のころには家庭用のコンパクトなサイズのコンピューターはなかったですから・・。

最終話のラストはけっこう痛いオチで、倶楽部のメンバーの汗水たらした努力があっけなく無意味になってしまいます。これはかわいそうだと感情移入して読んでいましたが、これくらいの体験をしないと清四郎の考え方は変わらないかもとも思いました。これで態度が少しでも優しくなればいいのですが、そうなると清四郎というキャラがおもしろくなくなってしまうし・・、実際にそばにいる人だったらともかく、漫画のキャラとしてはまるくなってしまうとつまらないです。やっぱり清四郎には、つねに自分を磨き続けながら上から目線な人でいてほしいです(笑)なんだかんだ言っても倶楽部のリーダー、そのままでいてくださいと言いたいです。


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