結末

ピアノの森 最終回 26巻 ネタバレ注意

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ピアノの森、最終話 完結26巻 感想

※ネタバレ注意です※

「ずっと夢見てたんだ」

「私は夢にも思わなかったよ」

本当にいい意味で裏切られた展開を経ての最終話でした。この最後のセリフが全てを物語っていて、ピアノを通じて歩いていく二人の道がまだまだ続いていくんだろうな、という余韻が残る最高のラストでした。

ピアノの森は15年以上の長期連載を経てやっとたどり着いた最終話なだけあって、感動した、面白かったなどの言葉だけでは言い尽くせないほどのものがありました。ハッピーエンドの上に更にハッピーが重なっていき読後感の良さといったらなかったです。

まず最終話のタイトルに描かれている扉絵、これだけ見ても涙がでてきます。主人公のカイがその師である阿字野先生に抱き着いて、無邪気に喜んでいるショパンコンクールでのシーンです。お互い苦労しながらピアノと一緒に歩いてきた「結果」に喜んでいる描写なのですが、実は相手に対して思いやる気持ちのあたたかな違い、が表れているのが伝わってくるのです。カイは「コンクールに優勝すれば阿字野先生の動かない手(事故が原因で)を治すことができる、もっと先まで一緒に行ける」という思い、阿字野先生は「これでカイを邪魔する不遇な境遇から完全に切り離して独り立ちさせられる」という思い、目先の結果ではなく二人ともその先を見ていてお互いを一番大事にしているところが印象的な話です。

たぶん王道のストーリーなら、阿字野先生が昔ピアニストだった自分を重ねたカイを教えることで生きる意義を見出し、カイが優勝するまでの成長物語的なものでしょうが、ピアノの森はそうではなかったのが最終話でわかります。昔一世を風靡したピアニストだった頃の自分と葛藤して、一旦はそれを諦めてカイに託し、その上で今度は自分自身がカムバックリサイタルで復活をする決意をした阿字野先生は、主人公そのものだと感じました。

リサイタルコンサートが始まりピアノの世界に戻る阿字野先生が「この曲を亡き母と亡き恋人に、そして私を蘇らせてくれたカイに、捧げたい!」と弾き始める、そんな描写は漫画なのに心に響くような演奏が聞こえてきそうなほどで、読んでいても優しい気持ちで満たされていく感じです。舞台の袖で阿字野先生の演奏を聞いているカイが泣いている姿も印象的でした。頑張ったね、カイと言われても一番頑張ったのは阿字野だよと言うカイが、今度は阿字野先生の「先生」みたいな発言で微笑ましくもありました。

また、肩入れしたくなる登場キャラクターが多かったのもこの作品の好きなところです。特に孤児で成金の富豪に買われた中国人ピアニストであるパン・ウェイ、以前は養父から虐待まがいの扱いを受けていたのですが、養父の記憶喪失によって気持ち悪いほど可愛がられるという苦笑いなオチがついています。虐待まがいのピアノレッスン中に命を繋いだ音、として阿字野先生を誰よりも慕っているパンにとっても、阿字野先生のリサイタルは感動的でやっぱり阿字野先生に師事してもらいたいと野望を抱いています。今までのパンがいつも崖っぷちにいるような荒々しいなキャラだっただけに、最終話での苦笑い的なキャラに変わったギャップと阿字野先生に対する執着愛のようなものの強さに少し笑えました。

リサイタルコンサートの最後の最後は本当にサプライズ、演奏項目が書かれていなかったため、もしかしたら?が当たりました。阿字野先生とカイの2台のピアノ、指揮者には二人の師匠でもあるジャンによる指揮でオーケストラと共演するという最高の舞台が用意されていました。ここで二人の夢が重なるとは!本当に素敵すぎるラストです。最終話なのですがこの終わり方だと、二人の今後をまだまだ想像できます。これど物語は終わりです、ではなくここからまた新しい話が始まります、というようなラストは読者にとっても嬉しいものです。

ピアノを弾く人もそうでない人も、クラシックを知っていても知らなくても、どんな人でも楽しめる漫画ですし、何より最高のハッピーエンドが好きな人には文句なしの作品だと思います。


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