ピンクとハバネロ　最新話 / 42話

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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『男の子と話すのは ちょっぴり苦手』

『もちろん 彼氏なんてものは できた事ありません』

『それでも強く生きていこうと思います』

《（注）次のページからお見苦しい主人公が出てきますので まずは美化版でお楽しみください》

「うわぁっっ」

「おわ――… 朝からビビったー…」

「オレ 今さー　　マジで巨神兵に踏み潰されるかと思った」

『宮本 小春 15歳　　人よりちょっと大きめサイズで』

「も―― 何 今の！ 小春もたまには言い返しなよ」

「…………う」

『人よりかなり地味めに生きてますが』

『それなりに幸せです』

「うるせーな コノヤロ――……」

「声小っちゃ！　　つか 遅！」

「いいんだよ 小春ちゃんは「心優しき巨人」で通していけば」

「それ なぐさめになってねーし！」

「今度 生まれ変わったら ゾウリムシになる」

「めんどくさっ 小春 そういうとこ めんどくさっ」

『たまに落ちこむ事もあるけれど　　私には心優しい友達が２人もいるし』

「私 まるちゃんの そういうとこも めんどくさいと思うな」

「んだと たまちゃんだって ヲタク少女のクセに」

『このまま 日々が過ぎて行けばいいと――…』

〔キャ――ッ〕

「あーあー　　またチャラついた女共が騒いでやがる」

「ヤツが 来たな…」

「ヤツ？」

「のぞいちゃダメェ――ッ」

「危険すぎるわ！ ヘタに目が合ったりでもしたら 日常に戻れなくなるッ」

「奴らは我ら地味っ子グループの敵なのだッッ」

「宮本さん」

「ねえ 今日 オレら２人で日直だってさ」

「もう日誌は取りに行った？」

『ちなみに私　　家族以外の男の人と しゃべったのは １年ぶりです』

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