別冊フレンド 10月号 PとJK、CASE 58 感想
※ネタバレ注意です※
カコの愛情に触れて、少しずつ 前を向く事ができている、功太。
一緒に飲みに来た 龍に、ようやく長かった髪を 切った件について イジられつつ、友人の優しさにも 触れました。
そして 功太は、龍から おとお学園で夏祭りがある、と聞きます。
その事について 久々に功太くんから連絡が入り、喜ぶ カコでした――――
夏祭り当日、カコと唯も もちろん参加しているし、招待した三門にも 手伝ってもらいます!
そして ジロー・一花ちゃん・大神が、遊びに行くため おとお学園へ向かっている途中…、たまたま 功太と会ったのです。
「…大神、…こないだは 悪かった、合格 おめでとう、がんばったな」
反応に困ってしまう 大神くんだけど、功太が 前を向き始めている事を ちゃんと分かっています。
最後に「…おめーは さっさと仲直りしろよ」と言って 去って行く 大神くんの成長ぶりに、功太は ポカーンとしてしまうのでした――――
夏祭りの お手伝いのため、施設内を 忙しく走り回っていた、カコ。
誰もいない廊下で、子供たちが描いた絵を じっと見ていた、ちい先生の姿を 見つけます。
ちい先生は、園長先生から連絡があって 来たけれど、子供たちに会わずに 帰ろうとしていました。
「あ… ………、…こ、こうた くん…、…て いうんですよね? 先生の名前…、わたし 知らなくて… ………、同じ名前 なんですね…」
「同じ名前だから 愛着でも わいたんですか? あいにく僕は この名前に愛着なんて ないんですよ」
「……でも……、わたしが功太くんを呼んだとき 先生、反応してましたよね、だから…」
「…… 君は本当になにも知らないんですね」
「…知りません…、でも… なにも知らなくたって、なにもできないわけじゃない、
わたしは知りたいと思っています 犯罪者としてじゃなくて、ひとりの人間として」
「じゃあ話しましょう、名前の漢字は 幸福の「幸」です すごい皮肉ですよね、そう名づけた親に虐げられて ぶっ壊れて 挙げ句殺したんだから、
逃げてる途中 誰かの呼ぶ声が聞こえてきたんですよ、「こうた」って、何度も何度も、
僕はそこから 記憶がありませんが、「殺したはずの父親が 自分を追いかけてきた」と錯覚したそうです、そして 自分に向かってきた 無関係の人間を刺した、
あの声は被害者の刑事さんが 自分の息子を呼んでいた声だったと あとで知りました、君の知ってる 佐賀野 功太さんです、
普通の人間扱いなんて求めてない、犯罪者なんて一生 迫害されてりゃいいんですよ」
「……なんで…… そんなこと 思うんですか……」
「そのほうが 楽だからです、自分の罪と対峙してるより、他人から責められて 反省してるほうが ずっと簡単ですから、
…君は僕を いい人認定したいみたいだけど 冷静に考えりゃ わかりますよね、そんなわけないって、
いい人が無関係の人間 殺すと思います?」
「でも… 心神耗弱状態だったんですよね…、記憶も なくなるぐらい… 追いつめられて…」
「そんなもん本気で信じたんですか?」
カコちゃんと ちい先生は、このまま何ひとつ 分かり合う事はできないのか…。ただでさえ ハラハラの展開なのに、そのうえ 刃物を持った男が 施設に向かってるかも!?! ――なんて、続きが気になりすぎますね…!!! >_<;
次号はお休み との事で、59話 掲載予定の12月号が 早くも待ち遠しいです。
しかし 今回 いちばんビックリしたのは、大神くんのお母さんが 原センと再婚するかもしれない、という件でしたー!
そして、「そっか じゃあ…、平ちゃん、本当に自由になれるんだね…」と 言った後、嬉しそうに笑う 唯ちゃんが、とてもキレイで 印象的です ^_^。
あと、三門と龍さんの進展が 楽しみで仕方ありません!!!