横山真由美さんの連載作品「転生ギャル勇者と囚われの姫 ~モラハラ義実家を攻略せよ~」の最新話が読める 妻プチ は、毎月8日 に発売です!
もくじ
19話 4巻 妻プチ 2024年1月号
出版社 小学館/2023年12月8日 発売
18話 4巻 妻プチ 2023年12月号
出版社 小学館/2023年11月8日 発売
17話 4巻 妻プチ 2023年11月号
出版社 小学館/2023年10月6日 発売
16話 4巻 妻プチ 2023年10月号
出版社 小学館/2023年9月8日 発売
15話 3巻 妻プチ 2023年9月号
出版社 小学館/2023年8月8日 発売
14話 3巻 妻プチ 2023年8月号
出版社 小学館/2023年7月7日 発売
13話 3巻 妻プチ 2023年7月号
出版社 小学館/2023年6月8日 発売
12話 3巻 妻プチ 2023年6月号
出版社 小学館/2023年5月8日 発売
11話 3巻 妻プチ 2023年5月号
出版社 小学館/2023年4月7日 発売
かくりよ神獣紀 異世界で、神様のお医者さんはじめます。 / 1巻 -今だけ無料-
2023年1月12日まで
地や 地や 天地や
『奇祭 廻坂廻り』
祭ろ 祭ろ 祭ろや 岐
『年に一度』
祭りゃ 祭りゃ 祭りや 今々
『穢れをまき散らしながら 花耆部の地に現れる堕つ神』
『びひん様を歌で祀る』
『廻坂廻りの決まり事は七つある』
びひん様が振り向いたときには 歌ってはいけない
動いてもいけない 息もしてはいけない
びひん様に触れてはいけない 声をかけてはいけない
びひん様から長く目を離してはいけない
びひん様が花耆部の盆地を一巡終えるまで 提灯の明かりを消してはいけない
決まり事を破った使者が どうなるのかはわからない
禁を犯した使者は その夜のうちに姿を消すからだ
わたし 桃井八重には前世の記憶がある
製図会社の調査の外回り中に 恐らく車にはねられて死んだ女の記憶
気付いたら幼い少女の姿で 此の世に『活現』していた
【亥雲の国 花耆部】
(あれ?)
(ここら辺に木があったような…)
(またか…)
「あなたの名前は」
「金木犀」
ぽん
「八重先生」
「操さん」
「『名付け』中かい?」
「いえ 今終りました」
「親父が話があるって」【長の息子 操】
「わかりました 後ほど伺います」
「あと あ―――……」
「?」
「一人暮らしは順調ですか?」
「はい おかげ様で」
「住まいは『奇物』を利用したものとか」
「ええ 大変便利に使っております」
「やはり『洞児』の方は怖いもの知らずですね」
「『奇物』なんて 俺たちは使おうとは思わない』
前世の記憶があるものは『洞児』と呼ばれ 異界から流れてきた物質は『奇物』と呼ばれる
花耆部で洞児の存在は珍しくもなく
(もう少し 義兄らしく接してくれんかね)
歳を重ねる内に前世の記憶は失っていくが
(まあ 子供が大人みたいに話すのは気持ち悪いか)
私は今年十五を数えても前世の記憶が鮮明だ
部の民は皆いい人ばかりだ
「加達留様 八重です」
けれど何年経っても馴染めない
「開いているよ」
私の方が悪いのだ
「失礼します」
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