Cheese!(チーズ) 1月号 私は天才を飼っている。、21話 感想
※ネタバレ注意です※
起きたら浬の姿が見えなくて、感じていた不安が 気のせいではなかったと分かってからの、瑚花の動揺する姿は 見ていて胸が痛みました…。
浬の父親は賀上 恵一郎であること、開発中プログラムのデータを消去してKoNoCaを出ていったこと、そして お母さんが浬に「出ていって」と言っていたこと…、次々と知らなかったことを知って、瑚花は すごく困惑していたので、その表情の一つ一つと震える手が あまりにも切なくて… >_<。
瑚花にとって 浬は家族であって、浬を信じるのは当たり前のことなのに、お母さんにとっては違った――――
その事実が 瑚花は最も苦しかっただろうなぁ…と感じますけど、でも お母さんだって出来れば そんなこと言いたくはなかったでしょうし、何より大事なのは“瑚花やお父さん”だと言い切ることが 悪いことだとも思いません。
ただ、浬の これまでの気持ちを考えると、すごく悲しくなってしまいますよね… T_T。
(もし 浬の身軽さが それを受け入れていたからだとすれば、浬は 浬はずっと、本当は ずっとこの家で ひとりぼっちだったんだ)
浬を必死に探す瑚花の、浬が行きそうな場所が分からず弱った顔、穂積先生に見せた涙を堪える顔、…本当に今回は瑚花の表情を見て 何度も切なくなりました。
運も味方してくれたところもありますが、浬が島にいると分かって 縋りつく瑚花に対し、穂積先生が「よろこんで」と言ってくれたことには とても嬉しくなりました!穂積先生 かっこいい!^▽^。
そして穂積先生のおかげで 冷静になれてからの、瑚花も かっこよかった…!!!
“家に帰ってきて”とお願いするつもりはなく「文句を言います!」と宣言したところも可愛い顔で かっこいいセリフでしたが、浬が怯えてることを知って「だって それって、私は大丈夫ってことを ずっと証明し続ければいいんでしょ、それなら私にだってできるもの!」と、大したことなさそうに言ってしまえるところが、すごく格好良いと思います。
咲さんと似ている瑚花は いつか彼女のように壊れちゃうんじゃないか…という浬の怯えに、穂積先生は共感するところがあったのかもしれなくて、でも瑚花の言葉で安心してくれたのではないかな、なんて想像しました。
浬が生まれ育った島の、浬の ひみつの場所、そこまで追いかけてきてくれた瑚花から、もう浬は逃げないですよね…?
冷たい言葉をかけられても、冷たい視線を向けられても、包み込むような笑顔で「知りたくて、会いにきたの」と伝えた瑚花は とても温かな雰囲気を身に纏っていて、きっと浬に“私は大丈夫”だと証明できたと思います。この先も証明し続けてくれるはず、って信じることができます ^_^。
浬は瑚花を抱きしめてくれた、瑚花は本当の浬をつかまえた、そして何が起こるのでしょう!?!
この浬の生まれた島で、この後は どんな展開になっていくのか、とても気になります!