別冊フレンド 10月号 ヲタドル 推しが私で 私が推しで、STAGE.14 感想
※ネタバレ注意です※
「推し」であった チカくんに、恋愛感情を抱くようになった あずさ。
チカくんの元カノ・ありすが登場し ゴタゴタしてしまっている中、天国の神様の前に飛ばされ、ついに 入れかわりの理由が分かりました。
実は チカくんは、あのライブ中の事故で 一度 命を落としているのです。
しかし、神様にとっても「ありえないイレギュラー」が起こります。それは、客席にいたはずの あずさが、チカくんを助けようとして 事故に巻き込まれたこと。
あの時、あずさも 命を落としていました。
神様は 予定外の死から あずさを救おうとしたけれど、物理的に難しかったため 仕方なく、あずさと共に チカくんの体も 修復を進めたそうです。
ところが また、イレギュラーが。チカくんの体は「心臓の ほんの細胞ほどの ひとかけら」を失ってしまっていました。
本来なら そのまま死んでしまっていたはずのチカくんが 死ななかったのは、あずさの「想い」が その穴を埋めたから!
そうして あずさとチカくんは「心臓を ある意味 共有している」状態になり、「鼓動の重なり」をトリガーにして 入れかわるようになったのです。
あずさは チカくんへの ありえないほどの「想い」により、あらゆるルールを ねじ曲げ、チカくんを 生き延びさせました。
チカくんの「ひとかけ」を塞いでいるのは あずさの「想い」。
それは つまり、あずさの「想い」が チカくんから離れてしまうと、チカくんは 死んでしまう――――ということです…
チカくんは ありすと復縁した、と誤解する あずさは、チカくんのことを「大嫌い」なんて思うようになってしまいました。
その結果、チカくんは 死んでしまいます。
あずさは チカくんの命を救うため、冥界のはざまで チカくんの「ひとかけ」を探し出すことに。
ピンチを乗り越え、チカくんを信じ、なんとか「欠片」は見つかったのですが――――
あずさ「これでチカくんは 助かるんだよね!? よかった…!!」
神様「…すまん…」
「間に合わなかった その欠片はすでに「死」に穢れてしまっておる… 生き返らせるのは 無理じゃ」
あずさ「うそ… うそだ」「そんなの うそ や」
「やだ やだ いやだ だめ… だめ」
「生きて くれなくちゃ だめっ…」
(チカくん) (お願い 私の) (全部をあげるから)
チカくんは 生き返りました。しかし 代わりに、あずさが 命を落としてしまいます。
あずさを好きになっていた チカくんが、そのような結末を 受け入れられるはずもなく――――
チカ「あず」 「やっと見つけた」
「すっげー捜したっつうの… バカやろー…!」
「勝手に命なんか 捧げるなよ ホント無茶苦茶だな おまえ…」
神様に頼んで 冥界のはざままで来て、必死になって あずさを見つけ出してくれた チカくん。
チカくんは あずさに「一緒に帰ろう」と言ってくれますが、チカくんを死なせたくない あずさは…
あずさ「でも でもっ 私が戻ったら チカくんが…ッ」
チカ「大丈夫」「オレは死なないし あずも死なせない そのために ここに来たんだ」
「あず」 「オレにすべてを委ねろ!」
あずさは チカくんの手を取り、ふたり一緒に 現世へと向かいました――――
現世に戻ってきた あずさもチカくんも、ふたりとも 生きています。
つまり… チカくんの穢れた欠片は あずさが自らの すべてを差し出すことによって蘇り、結果 身代わりとなった あずさの心臓が欠けて ダメになってしまった。
その欠けを 今度は、チカくんが 塞いでくれた。事故のとき、あずさが そうしたように。
あずさほどの「想い」が チカくんにも あったのです。
互いの命が助かった あずさとチカくんの関係は、きっと 変わっていきます。
あずさ(でもこれだけは 変わらない 舞台の上にいても お隣さんでも 学校にいても どんなチカくんも)
(私はずっと 大好きだっていうこと――)
実は ひとつ 問題が残っているけれど……… あずさとチカくんは 幸せそうです!!!
神様「あのふたりの入れかわりは 解決したわけじゃない それを承知で 千田は朝比奈を 助けたんじゃ」
「2人はそれを 受け入れた」
「まあ そういうことじゃ 末永く仲よくな」