もくじ
Cheese!(チーズ) 10月号 宵の嫁入り、第十四夜 感想
※ネタバレ注意です※
解毒剤は飲んだものの、しばらく ツラい状態が続く 月島。
そんな月島を 心配して、篠々谷が 様子を見に来てくれました。
フラフラなのに「今から追う」なんて無茶を言う 月島を、何とか止めてくれる 篠々谷です。
「いつもの月島なら こういう時こそ 徹底的に潰すべく 万全を期すタイプじゃん！ …おまえ 本当に、余裕ないんだな、
チキンの縁が 今日何かするとは思えないし 明日にしとけって それに どうせ明日は――…」
「そうだな、たしかに すぐより 明日にしたほうが 罪にも問いやすいし」
そう意味深な発言をした 月島は、この日 宵と縁を追うことは やめて、三条の家に帰ります。
富子さんの大好物・せんべいを粉々に割る、という強硬手段に出た 月島。富子さんを追い詰めて、質問に答えさせるのです。
「以前から あなたの悪戯は よくあったが 最近のそれは 妙だ、なぜそんなに 急かすのか、本当の理由を 聞かせてくれますか？」
「縁が18の誕生日を迎え 女装を解いたのは 見たな」
「ああ、―――― 宵も18歳になると 何かあると？」
「呪いは まだ未完全なのじゃ、――――半年後 宵の18の誕生日までに 性交を果たし 呪いを解かねば、宵は完全に この家に取りこまれ、一生 目覚めなくなってしまうのじゃ」
これまで秘密にされてきた 衝撃の事実を知って、月島は ツラそうな表情を浮かべ……
（こんなふうに好かれて 夢みたいだ なんて思ったけど）「まさか 悪夢だったとは」
縁は 宵に、告白をしたつもりでした。しかし、鈍感な宵には 伝わっていません…。
宵の頭の中は、月島の事で いっぱいです。縁が ヘリで現れる 直前、あの時 月島は、“できない” じゃなくて “嫌だ” と言った。あれが彼の本心なのだろう と――――
（今まで 信じようとしてきたけど、やっぱり月島さんが 私のこと好きとは 思えないよ）
宵を 自宅へ連れてきた、縁。宵は 本家で一晩 泊まる事になりました。
月島の前で どんな顔をすればいいのか 分からないし、月島の気持ちが 考えれば考えるほど 分からなくなる宵は、月島と会う事が 怖くなっています…。
翌日、何かお手伝いできる事はないかと 本家の中を歩いていた 宵。すると、見覚えのない2人の女性に 話しかけられました。
「…あら！？ でも ここにいらっしゃるってことは もしかして…、記憶が戻られたの！？」
宵には 2人が何を言っているのか、まったく分かりません。しかし、急に 宵の頭が ズキズキと痛み出します。
そんな宵に気づかず、一方的に話を続ける 女性たち…。宵と縁の 縁談がまとまった、と誤解しているようです。
「いとこ同士は近すぎると思うけど おふたりは昔から 本当に仲がよかったしねぇ」
「あら でも 暁人さんと並ぶより ずっとお似合いじゃない？」
「まぁ 暁人さんとは 政略結婚ですし」
「かわいそうにねぇ しかたなかったとはいえ あんな小さな頃から… その上 記憶まで おかしくなって」
「本当に ひどい呪いよね――」
宵の目から 涙が溢れて止まりません。だけど 宵は、なぜ自分が泣いているのか 分からず…。
記憶が混乱して、意識を失い 倒れそうになった宵を支えてくれたのは、月島でした。
そして 月島は、制止しようする縁を はねのけて、宵を 連れて帰るのです――――
縁が勝手なことをしたせいで 罪に問われる可能性のある犯罪、を 淡々と告げた月島は、さすが 弁護士！ という感じでしたね。
宵のためなら 本家の人たちと戦う事も 恐れない月島、格好良いです…！ しびれるー！ ＊>_<＊
しかし、タイムリミットは あと半年である事が 明かされ、今後の 宵と月島の夫婦生活は 一体どうなるのか、ハラハラしますね…。
次回の展開が 気になって仕方ありません！！！ 15話を 早く読みたいです！！！
Cheese!(チーズ) 11月号 宵の嫁入り、可惜夜「俺が教えたことだから」 感想
宵は、キスについて 密かに悩んでいました…！
初心者ならば 慣れていないのが 普通のはずなのに、なぜか私は 初めからキスに慣れすぎじゃないか！？！ と――――
「も もしかして私って 生来のキス魔！？ どうしよう じつは月島さん めっちゃ引いてるかも！？」
などと考えていたら、その後 月島とキスをする時、カチンコチン になってしまった 宵。
月島は、明らかに 様子がおかしい宵を 心配します。
「うぅ… 引かれるかもって思うとこわくて つい… すみません」
「え？ いったい何に！？」
「わっ 私は生来のキス魔かもしれないんです！！」
「は？」
「だって 私 初心者なのに あまりにも慣れてて…、まるで体が覚えてるかのような――――…」
もちろん 月島は引いたりしません。なぜなら、記憶をなくす前の事だから 宵は忘れているけれど、宵にキスの仕方を教えたのは 月島だからです！
（あれはあれで クるものがあったな）
宵は「ありがとうございます、やっぱり 月島さん 優しい…！」と、涙目になって 感謝しています。
知らぬは 妻ばかりなり、なのでした――――
