佐藤ざくり先生/吉田夢美 先生の連載作品「四畳半のいばら姫」の最新話が読めるマーガレットは、毎月5日と20日に発売です
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もくじ
39話 7巻 マーガレット 2025年1号
出版社 集英社/2024年12月5日 発売
冤罪で処刑された侯爵令嬢は今世ではもふ神様と穏やかに過ごしたい / 1&2巻 -今だけ無料-
2023年2月23日まで
「カトリオナ・ユリエ グランドール」
「最後に言い残したいことはあるか?」
「私は…… 私は無実です」
「神に誓って 暗殺など企てていません」
「戯言ね… さっさと処刑してちょうだい」
どうして こんな事になってしまったんだろう
もし来世があるのなら
次はどうか穏やかに…
「え~~っ」
さっき処刑されたはずなのに…
なんで 生きてるの?
私はカトリオナ ユリエ・グランドール
無実の罪で処刑された 17歳の侯爵令嬢
…のはずだったのだが――
どうやら時が戻ったらしい
何故こうなったかは わからないけれど 夢じゃないなら
今世では穏やかに天寿を全うしたい
そのためには まず…
「やはり私の魔法属性は『光』のようね」
魔法属性を変える必要がある
『神に守護された地』フィンダリア王国 この国の人々は神より魔法を与えられ
10歳になると 授かった魔法の属性が判定される
その中でも 光属性を持つ少女は王族と婚姻する慣習があり
光魔法を持つ私は 前世で王太子の婚約者となったのだが…
今考えると これが破滅のはじまりだった
王太子の婚約者になりたかったシャルロッテに 逆恨みされ 濡れ衣を着せられ
私を含めた一族郎党 根絶やしにされてしまったのだ
今世では 自分も大切な人たちも 絶対殺されないようにしてみせる
「そのためには一秒も無駄にできないわね この光魔法 どうしたら…」
「ん?」
「何!?」
あれは…!?
「え…?」
獣かしら…? 酷い怪我をしているのね
〔驚かせてすまぬ お前の光魔法を我に… かけてくれんか?〕
「わっ! 貴女 話せるの?」
〔我は この森の神だ 森の瘴気で このような姿になり果てた〕
「神様……?」
邪気は感じない それに…なんだか懐かしい気も…?
放っておけない
「神に愛された娘よ」
「この姿に戻るのは二百年ぶりだ」
「礼を言う」
きれい…
「はーしかし この姿は落ち着かん」
え? ええ!? 猫に変身!?
神様って何でもありなの!?
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