もくじ
La・La(ララ) 1 月号 ユキは地獄に堕ちるのか、第二十一道 感想
※ネタバレ注意です※
身重の遊女が村の空き家で産んだ子供、それが雪でした。
身寄りがなく厄介者の雪が村に生かされているのは、山の神の生贄にされる為です。
荒んだ雪の心を救ったのは通りすがりの修行僧、俊良。
二人は時を重ね親しくなり、子供が産まれました。
身寄りのない雪と僧として道を違えたと惜しまれる俊良は、誰からも祝福されませんでしたが幸せな時間だったのです。
しかし雪は生贄になるため村人達に連れられてしまいました。
抵抗する雪に困った村人達は、雪の子供を代わりの生贄にすると・・・。
村人を儀式の剣で刺す雪。
そして祭壇が壊れると大きな穴が開き、辺りは黒い靄で覆われ、村人達を襲います。
憎しみに囚われた雪には角が生え、鬼のように変わっていました。
そこに現れた俊良が雪を止め、自らの命と引き換えに、黒い靄が出る穴を封印したのです。
雪の過去を知ったユキは涙を流していました。
倒れ込む秋羅の右腕を見て、虚宿は悪い天狗ではないと涙が溢れてしまいます。
「――真実を話す時かのう、もう逃げられんぞ左近・・・」
暗闇の中立つ右近の後ろには一人の男が隠れています――――
雪の過去が明かされ、いかにして今の封印がなされたのかが分かりました。
俊良はとてつもなくいい男なのですが、悲恋なので辛いです・・・。
残された雪と子供はその後どうなったのでしょうね?
そして右近が連れて来た男。
右近ときて左近なので、兄弟なのかな・・・?
人間かどうかも怪しいので、何ともいえませんが。
右近の言う真実とは何なのか、なぜ左近を連れて来たのか、非常に気になります。
他にも色々気になることはあるのですが、うーん・・・、頭が混乱中。^^;
ちょっと数話前から一回読み返さないとなあ、と思ってます。
La・La(ララ) 2 月号 ユキは地獄に堕ちるのか、第二十二道 感想
※ネタバレ注意です※
正体は白狐であり、六辻村にある神社の狛犬のような存在であると明かした右近と左近。
ようやくユキたち6人の前に姿を現した左近ですが、800年前に村人がご神体を割ったことを嘆き、神の使いは辞めたと言うのです。
右近は、昔からある六辻村の穴が他にはない程大きくなったのは800年前のあの出来事で神が消えてしまったせいだと説明しました。
俊良は命と引き換えに穴を封印しましたが、一度溢れた外道によりほとんどの村人たちは死んでしまったようです。
雪、そして俊良と共に修行をしていた僧侶は冥土で閻魔様に俊良の魂の救出をお願いします。
しかし選択肢は消滅を待つか、封印を重ねて魂だけは守るかのどちらかひとつ―――
魂を残しても耐え難い時間を与えるだけ、しかし魂さえ残っていればいつかは救われる。
雪は俊良を救う方法を閻魔様に尋ね、人を殺し地獄行きが決まっている身であろうとも、地獄の底から這い上がって俊良を救う事を誓うのでした。
特別な計らいで俊良と共に修行をしていた僧侶たちは現世に戻りました。
その5人と、雪と俊良の子が、六辻村六家の先祖なのです。
宣言通りに地獄から這い上がってきた雪の生まれ変わり、ユキがいる今、これまでの封印の補強をやめ、完全に封ずる方法を教えてもらうことになった6人。
「ただしその術を使えば、また誰かが一人犠牲になるがな」
その夜、天哉は雪の挑発に怒り、キスをしました。
キスを重ねる中、元に戻ったユキ。
それでも再びキスをする二人です――――
前回に続き、たくさんの事実が明かされていきましたね。
天哉の先祖は俊良の弟・圓良で、雪のことが好きだったそう・・・。
その気持ちとリンクして雪に惹かれるというのは事実かもしれませんが、天哉がユキを好きという気持ちも間違いないかと思います。
もう天哉のことは諦めると言ったユキ。
「・・・勝手に諦めんなよ、俺はちゃんとお前のことを――・・・」
そう言ってキスをして、ユキも受け入れているように見えますが、何故はっきりと気持ちを伝えてくれないのでしょうね??
ユキを手に入れたいのであれば、はっきりと告白しなければいけないと思うのですが・・・。
なにか言えない理由があるのかなあ?照れ臭かっただけかもしれませんけども。
そしてユキはやっぱり天哉が好きなんだなあ、と分かっちゃいましたね。
諦めると口では言っても、真っ赤な顔がそれは嘘だって言っています。
秋羅を応援していた私としてはちょっとショック・・・。
次号はお休みで続きは4月号とのことで、このショックがしばらく続きそうです・・・。