Cheese!(チーズ) 3月号 10万分の1、18話 感想
※ネタバレ注意です※
体育祭 最後の回でしたね、ついに莉乃も出場する二人三脚がどうなるのか、すごく気になっていました。
足は動くようになったとはいえ、（もし走ってる途中で動かなくなったら――――）って考えずにはいられない心境は、すごくよく分かる気がしました。
でも、みんなの迷惑になることを恐れる莉乃は、とても優しい子だと思います ^_^。
しかし優しい莉乃だから、千紘が作ってくれた名前入りのヒモを見ると、クラスの子たちから応援されると、本当のことが言えなくなっちゃうんですよね…。
そして何より（出たい）と祈るように強く願う莉乃の気持ち、切なかったです >_<。
これが最後の体育祭かもしれない、莉乃はそんな気持ちで挑んでいるのだから、読んでいると自然に「走らせてあげたい！」と思ってしまうなぁ…。
出たい気持ち、応援してくれるみんな、莉乃のプレッシャーは普通では考えられないくらい大きかったかもしれませんね。
でも桐谷くんが「ねぇオレがいるって忘れてない？」って言ってくれたことで、莉乃は落ち着けていて安心しました！^_^。
やっぱり不安に襲われると、頼ってもいい人が近くにいることを忘れがちになってしまうのでしょうね…。
でも、その度に頼ってもいいんだと教えてくれる桐谷くん、かっこよすぎました！！！＊≧▽≦＊
桐谷くんと一緒に走る莉乃も、すごくかっこよかったです！
（ゴールするんだ！）という強い気持ちが、表情からも よく分かりました。
なのに、何故こんなにも病魔は冷酷なのか……
周りの子たちは、ただ足がもつれて転んだだけだと思ったでしょうね。
でも千紘はきっと莉乃の足が動かなくなったんだと気づいたはず。
きっとすごく、今すぐに駆け寄りたかったと思うんです。
でも諦めない桐谷くんが莉乃の隣にいてくれたから、千紘は応援し続けることができたし、莉乃もゴールを目指す気持ちが途切れなかったんだろうなぁと思いました ^_^。
自分だって足を怪我したのに、莉乃を背負って走る桐谷くんの諦めない心がかっこよかったのは もちろんのこと、必死に桐谷くんに掴まる莉乃が すごく印象的です。
二人三脚の結果としては失格になってしまったけど、クラスのみんなが一致団結する結末になって、むしろ よかったんじゃないかな！？！なんて思っちゃうくらい、ステキな体育祭となって終わってくれましたね ＊^_^＊
順位という結果だけではなくて、盛り上がって楽しかったことを重視できるのって素晴らしいと思います！
莉乃の安心したような、嬉しいような、涙をこらえているような顔にジーンときてしまいました。
でも何といっても、やっぱり“最後まで頑張ったで賞”を貰えたときの莉乃の笑顔ですよね！！！
（私…出てよかったって思っていいよね…？、頼ってよかった、信じてよかった、笑顔が見れてよかった）
莉乃がそう思える体育祭になってくれて、すごく嬉しかったし感動しちゃいました ^_^。
この日に4人で撮った写真は莉乃にとって宝物になるはず。
でも喜びの後には苦しみが待っているのですね… T_T。
体育祭の数日後には病院のベッドの上、ということは、二人三脚の前と 走っている最中、続けて足が動かなくなったのは病気が進行していたから…なのでしょうか >_<。
莉乃の病状が気になります、またすぐに学校に行けるようになるといいのですが…。
