もくじ
10万分の1、28話&29話 感想
※ネタバレ注意です※
Cheese!(チーズ) 1月号 10万分の1、28話 感想
前回の終わりから半年が経過していて、髪が伸びた莉乃の可愛さにビックリしちゃいました *^▽^*
たしかに まだ“綺麗なお姉さん系”というよりも、つい意地悪したくなっちゃうような“かわいい女の子”って印象の方が大きいですよね!
でも 莉乃が髪を伸ばしている理由は、(体が こんな状態になっても 少しでもかわいく見てもらえる私でいたいから…)という気持ちだってことに、少し切なくなっちゃいました…。
半年の間に変化したことは、髪が伸びたことだけじゃなくて、車椅子に乗るようになったことも、ですもんね。
最初は、いよいよか…という気持ちになって 悲しくなったりしてしまったけれど、月日が経っても変わらないことの方が たくさんあって、そのことを踏まえて読み返すと 全く違う気持ちになりました。
千紘と暴走しつつ 剣道部のマネージャーとして元気に頑張っている姿に、すごく安心しましたし、自然と莉乃に目線を合わせてくれる桐谷くんと 変わらずラブラブでいてくれてることに、とても嬉しくなります ^_^。
しかし、剣道大会の団体戦 準決勝で、また大きく流れが変わる展開になってしまいましたね…。
車椅子でトイレに行くことは 慣れていた様子ですが、莉乃の場合 急に少しも動かなくなることだってあるから、とても大変な生活をしているんだと ようやく実感します。
慣れてるから大丈夫だと思っていた莉乃自身も、同じなのではないでしょうか。
トイレに間に合わなかったことは 年頃の女の子として、ものすごくツラいことですよね…。
莉乃のショックは かなり大きいでしょうし、一方で桐谷くんも 試合に負けて敗退――――
オレたちなら大丈夫、そう思っていた中での出来事なので尚更、2人とも精神的に落ち込んでしまうと思います >_<。
一体どうなっていくんでしょうね…、次回が とても気になります。
Cheese!(チーズ) 2月号 10万分の1、29話 感想
看護師さんの、千紘のお母さんが 駆けつけてくれたのですね。家まで送り届けてくれるところまで、きっと すごく的確に対処してくれたのだと思います。
だけど この日のことを、莉乃の気持ちとして そう簡単に受け止められないのは、当たり前だな…と感じました。
自分は病人だということを 突きつけられて、(誰かがいないと あんなふうに どうにもできないんだ)(生きている間 人の手を借りないと生きられないんだ)と考えてしまう莉乃の悲しむ姿、見ていて とてもツラかったです…。
桐谷くんに心配をかけないため、翌日には また会場で笑っている莉乃は、すごく優しくて 強い子だとも思いましたが、無理して笑って 平気なフリをしたり、桐谷くんにとっては何気ない一言が 莉乃の胸に刺さってしまったり、桐谷くんの前でトイレに行くことが怖くなってしまったり…、莉乃が自分で自分を どんどん苦しめてしまっている気がして、もどかしくなってしまいました >_<。
でも それは莉乃の気持ちを考えれば、何もなかったフリをするのも 桐谷くんには言えないのも、仕方がないですよね。
「結局 外見ばかり取りつくろったって体の中身は変わんないんだって…、私は病気のままなんだって、どんどんダメになっていくんだって…」
「変わっていく私を見られたくないのに、あんな姿を見られて幻滅されたくないのに…っ」
女の子として、桐谷くんの彼女として、莉乃が“幻滅されたくない”と思う感情は よく分かります。
だけど、この先のことを考えた時、やっぱり桐谷くんは知っておいたほうがいい、という千紘の判断も理解できました。
そして、言ってくれて よかった、と思うことができる展開でしたね ^_^。
桐谷くんが医学部を目指していることを、思わぬ形で知ってしまった莉乃の気持ちが とても切なかったけれど、昨日ここで何があったかを聞いて 莉乃が苦しんでいたことを知った桐谷くんだからこそ、試合に負けたことより もっと大切なものがあることを再確認した桐谷くんだからこそ、あの言葉が言えたんだと思います!
「莉乃はバカだ…、何も わかってない、莉乃のためだけに医学部を受験するんじゃない オレのためでもあるんだ、一緒にいるために」
「それに、オレに何もしてあげられないなんて嘘だ」
「医学部には絶対 合格する、剣道の試合にだって勝つ! だから結婚しよう、オレと一緒に生きよう」
桐谷くんの決意のプロポーズのおかげで、莉乃の涙は 喜びの涙に変わってくれましたよね!!!
突然だったけど 嬉しいプロポーズ、莉乃が桐谷くんに どう応えるのか、次回が とても気になります!