古屋先生は杏ちゃんのモノ、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
杏を好きになった君嶋、体育祭を全力で頑張ってくれたのは、委員として準備に勤しんでいた 杏のためなのでしょうね。
一方、古屋先生のために頑張って お弁当を作ってきていた杏ですが、残念ながら食べてもらうことはできず、君嶋が代わりに食べてくれます。
そんな2人を遠くから見かけた古屋先生は、微笑ましく思って ニヤニヤしていたのかな??
体育祭終了後、委員の2人に ラーメンをご馳走してくれる古屋先生。
その時も、先生は 仲良しの杏と君嶋を、和やかな笑顔で見ていました。
そして、帰りの車の中で 杏に「君嶋と付き合わへんのか?」と聞いて 杏を怒らせてしまいます。
杏の気持ちを考えれば、怒るのは当然ですよね。キレる杏に 先生もムキになって言い合いに・・・。
すると 古屋先生は、試しに付き合うことを提案しました。
舞い上がっている杏だけど、先生は あくまでも“諦めさせる作戦”として言ったのですね。
適当に相手をしていたら 愛想をつかすだろう・・・って、優しい先生が“適当に”とか そんなことできるのかな?とは思いました(笑)
初デートの約束をした杏は、君嶋に相談をします。アドバイスをしてあげる、と見せかけてデートの邪魔をすることを決めた君嶋。
ビックリするような服装や、初デートには向かない遊園地を選んだのも、君嶋の作戦ですね。
的確にアドバイスするため、と言って デートにもついて行く君嶋は、あの手この手で2人の仲を壊そうとしていて、その必死さには ちょっとキュンとしました。しかし不審・・・。
結果的に、古屋先生は 杏がデートをどれだけ楽しみにしていたか、成功させたいと必死になっていたかを知って、杏に ときめくようになってくれた様子!?!
杏の様子がおかしかったのは 君嶋の仕業だと先生にバレてしまったし、不審者として警備員に捕まってしまったし、キミシマンにとって散々な日になってますね(笑)
特別な進展はなかったものの、初デートを経て 杏の気持ちには余裕が生まれていたと思います。
しかし、そんなタイミングで 転校生の女の子・我妻さんの登場です!
クールビューティーな感じの一匹狼? 友達を作っていく気はなさそうだし、教師を毛嫌いしていました。
古屋先生に冷たい態度を取ることに 納得がいかない杏は、どうにか先生を好きになってもらおうと頑張っています。
しかし 何をしても上手くいかず・・・と思ったところ、我妻さんも 古屋先生が悪い先生ではないと分かってくれる出来事がありました。
杏の頑張りとは わりと無関係なところが、杏 かわいそうだな・・・と・・・。
しかも、我妻さんが 古屋先生を好きになってしまったことに気づいた矢先、風邪で学校に行けなくなってしまった杏。
そんな中、古屋先生と我妻さんは いい感じっぽく!?! 先生に そんなつもりはないのでしょうけどね。
我妻さんの気持ちを 察している君嶋は、先生に腹を立てて 杏に「あいつは やめといた方がいいで」と。
君嶋が そう言いたくなるのも分からなくはなかったですが、君嶋に何を言われても 気持ちは揺らがない杏が とてもステキでした!
そして、君嶋も そんな杏が好きだからこそ、古屋先生に対して「しっかりせぇよ」と言ったのでしょうね。
風邪から復活した杏のことを、古屋先生は他の生徒の誘いを断った上で 特別扱いをしてくれて、2人が ちゃんと両想いになっていることを感じる2巻ラストでした。
3巻では 杏と古屋先生の関係が、さらなる進展を見せてくれるのか とても楽しみです!