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私の正しいお兄ちゃん 最終回 4巻 ネタバレ注意

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BE・LOVE ビーラブ 6月号 私の正しいお兄ちゃん、#16・最終回 感想

※ネタバレ注意です※

2年前 正己に襲われた女性が 味方になってくれため、海利の疑いは晴れました。

警察が思っている「内田海利」こそが 実は「徳本正己」なのだと、嘘の証言をしたのです。

計画は上手くいって 警察を欺く事はできたものの、その成功と引き換えに、母親に見捨てられた…という現実が 海利に降りかかります。

そして、理世の家族になりたいと 強く望むようになった海利は、この先ずっと 正己に成り代わる事を決意し、理世も それを喜んで受け入れたのでした――――

兄妹として 一緒に暮らし始めようとする、理世と海利。

そんな2人に 立花さんが、行きすぎた疑いをかけ 怪しんでしまったことについて、謝罪に来ました。

立花(理世ちゃんが 兄を殺した海利くんを 庇うという間違いを犯しているんじゃないかと思ってしまって、正しい道に戻してやらなくちゃと 焦っていたんだけど)

(それは間違いで)

(兄は生きていた、内田海利という別人として)

(兄=海利を隠したかったのなら 理世ちゃんの必死さも 納得できる)

だけど立花さんは まだ疑惑を抱いています。海利くんが本当の兄だったなんて そんなことが本当にあるのか? と。

それでも、彼らは事件とは関わりがない という結論が出ているため、なにもできない 立花さん。

帰り際、理世に「よかったね …で いいんだよね」と 問いかけました。

理世「はい  私が心の支えにしていたのは、「お兄ちゃん」そのものじゃなくて 「お兄ちゃんと いつか暮らすんだという想像」だった、一連のことがなかったら、想像だけで生きる自分のままだった」

「現実で お兄ちゃんと暮らせる、これ以上 幸せなことはないです」

立花「理世ちゃんの…、海利くんへの気持ちは 恋じゃなかった?」

「彼を、兄として 見れるのか?」

理世「なにも変わらないです」「世界で一番大好きな お兄ちゃんです」

まっすぐに 前を向き、はっきりと そう言った 理世でした――――

その後も 立花さんは悩みます。警察官として、関わった ひとりの人間として、どうするべきか。

できるだけ多くの人が悲しい人生を送らないよう 正しく生きていくための手助けする事が 自分の役目だと、迷いながらも信念を持っている 立花さんは、理世との新しい生活を始める 海利に向けて、叫びました。

立花「…海利くん  ちゃんと生きてくれ  理世ちゃんのための  もう誰も傷つけずに  頼む…!」

海利は すぐに「はい」と応え、立花さんに 頭を下げます。

その海利の隣で、理世も一緒に 深々と頭を下げました――――

「徳本正己」に成り代わり、普通の生活を手に入れた 海利。

理世と海利は、引っ越した先のアパートで 一緒に暮らし始め……

(お布団の中は幸せ)

(それは兄妹で) (夫婦で) (全ての家族)

(正しい家族の形は 最初から知らない)


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