Kiss(キス) 1 月号 パーフェクトワールド、35話 感想
※ネタバレ注意です※
今回も、前回に続いて 大きく展開が動きましたね!
「後悔があるの」と言って、鮎川の家に行った つぐみですが、すぐに自分の気持ちを伝える、という流れにはなりませんでした。
ふたりで街を散歩することになり、本屋に寄ったり、カフェに寄ったり、お互いに何かの距離を測っているような描写が続き、その間 ずっとドキドキしてしまいました。
その後、公園で行われていた、震災復興への祈りが込められた キャンドルナイトに偶然 参加することになって、ふたりが お互いに震災を通して いろいろな事を考えていたのが、切なかったです。
はじめて鮎川の口から、自分の事故についての話も出てきたりと、お互いの心の底にあった後悔を 思い出しているようにも感じました。
一方 つぐみも、是枝君のところには もう戻れないこと、むしろ すべてを裏切ってでも鮎川が好きだという気持ちになったんだと自覚していて、彼女の溢れる気持ちが よく分かりました。
これは やはり、震災の時のことが影響しているようですね。
それでも つぐみは、このキャンドルナイトの中を歩きながら、「自分の想いは伝えられないかもしれない」「私の一生の恋はキャンドルの火と一緒に消える」と考えていて、切なさもあって とても悲しかったです。
その後に、そんな つぐみの気持ちを分かっているかのように、鮎川の方から手を繋いでくれて、そして「俺も後悔がある」と、「川奈が好きだ」と伝えたシーンが本当に印象的でした。
今回は セリフで伝えるというよりも、状況から ふたりの気持ちが伝わってくるようなシーンが多くて、その分 ふたりが今まで抑えていた「好き」という感情が見えるように思いました。
これで とうとう、ふたりが お互いの気持ちを確認したことになったわけですが、今後どんな展開になっていくのか、是枝君や長沢さんが どうするのか、とても気になります!
早く続きが読みたいです!!!