Cocohana(ココハナ) 8月号 Bread&Butter ブレッドアンドバター、31話 感想
※ネタバレ注意です※
思っていたより早く 成形作業を指導してもらえる事になった柚季。
厳しいけれど しっかり柚季の仕事ぶりを評価してくれる五十嵐さんをはじめ、職場の方達と すっかり馴染んでいる様子です。
優等生の委員長タイプ(本当のところは 副委員長タイプ)だとか 噂されたりしているけど、昔と違い 今の柚季は それも“個性”だと思えています。
ついに 洋一の新刊が発売されました。すぐに本屋さんへと 買いに行く柚季です。
ラインで洋一に コミックス買ったよ報告をして、洋一の新刊は 目立つ所に たくさん積まれて置いてあった事も教えました。
初版が売れなかったら ソッコー打ち切り、と担当に脅されている洋一は、柚季の励ましに ニヤニヤです!
(私には、洋一さんのような 特別な才能は無いけれど、毎日 小さな努力と工夫をコツコツと、丁寧に 積み重ねていくのは 得意だ)
クロワッサンの成形を 五十嵐さんに指導してもらっている柚季は、人の何倍も 真面目に練習する事で、着実にパン作りのスキルを上げていきます。
送ってもらった写真だけで それが分かる洋一は、「オレ、教えるの下手だったのかな」と 少し落ち込んでしまいました…。
そんな洋一に、アシスタントの1人が「別に一人前のパン職人に育てあげようなんて思ってなかったんでしょ、あくまで自分の仕事のサポートっつーか」と指摘します。
同僚から、五十嵐さんの店のパンは美味しかった、という話を聞いた柚季。黒こしょうと トリュフのパンとは どんなパンだったのか、気になって仕方ない様子です。
そんな柚季に、店はたたんだけど 厨房はそのままにしてあるから、と言って 五十嵐さんはパンを焼いてくれる事に。
厨房も見てみたい、という 柚季のワガママも聞いてくれて、店があった自宅に招いてくれました。
旦那さんの実家、二世帯住宅の裏手に 小さな店を作ってもらった五十嵐さん。
今も厨房の機材は 丁寧に手入れされています。
(大事にしてたんだ、主を失った 原文具店の厨房と 被る)
仕事の早いアシスタントが1人 減ってしまった洋一の職場。
領収書の整理など、「漫画を描く」以外の雑用が多すぎて 涙が止まらない洋一です…。
アシスタントさんは 柚季に戻って来てもらって、こまかい作業を手伝ってもらえば良い、とアドバイスしますが…。
一方、柚季に 美味しいパンを食べさせてくれた五十嵐さんは、柚季へ言いました。
「だいたいの日本の男性は、自分の仕事と生活を、女にサポートしてもらいたいんだと思うよ」
パン作りの こだわりに関して、五十嵐さんと洋一は 本当ソックリですね! 2人とも「才能」を持ってる人だし、こだわりが強いのは 当然なのでしょうけど。
柚季が「天才」だと思うほど 素晴らしい才能を持っている五十嵐さん。でも、現実は やっぱり、それだけでは ダメなんだろうなぁ…。
店を出す事を応援してくれていた 旦那さんに対し、「口だけだった」と言ったのが とても印象的でした。
そういった自身の経験から、だいたいの日本の男性は 女にサポートしてもらいたい、と思うようになった事が分かります。
洋一は まさに、五十嵐さんの言うとおりの人…?? たしかに、洋一の好きなタイプは「尽くして、サポートしてくれる人」なんでしょうね。そこは 否定できてませんもんね。
ただ 今の洋一は、柚季がパン職人になる事を ちゃんと応援してくれてるはず。
…だけど、アシスタントさん達の方が 洋一本人より、洋一の事 分かってる感じがするから、何だか不安になっちゃいました…。
しっかり現実を見てる アシスタント達、言葉に説得力がありすぎです!
少なくとも、ろくに会えず このまま離れて暮らしてたら そのうち捨てられる、という彼らの助言は 洋一の胸にかなり深く突き刺さったのでしょうね。
連載打ち切りを回避できて、来週の休みに箱根へ行く事を 柚季に伝えた洋一。
その時 2人の間に何かが起こるのか、めちゃくちゃ気になります…!!!