おの秋人 先生/文庫妖 先生/なま先生の連載作品「家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~」の最新話が読める月刊コミックZERO-SUMは、毎月28日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
52話 9巻 Comicゼロサム 2025年2月号
出版社 一迅社/2024年12月27日 発売
自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 / 1&2巻 -今だけ無料-
2022年4月7日まで
「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」
「私の役目は殿下とヒロインの仲を引き裂いて 最後は婚約破棄をされて ギャフンと言わされることなんですわ!!」
『うん』
『意味が わからないね』
『私の名前は セシル・グロー・アルファスタ』
『アルファスタ国 第一王子にして 王太子である』
『今日は宰相の一人娘であり 私の婚約者である彼女―― バーティア・イビル・ノーチェス公爵令嬢との初対面だったのだが』
《ちら》
(どうやら彼女の言っている意味がわからないのは 私だけではないみたいだね)
(…だけど バーティア嬢付きの侍女たちの反応を見るに これは日常茶飯事なのかな?)
(ひとまず)
「バーティア嬢 立ち話もなんだから お茶でもしながら話さないかい?」
「え」
「え ええ…」
(困った時こそ落ち着いて対処を っていつも父上が言ってるしね)
「――あぁ そうだ」
「彼はゼノ 私専属の侍従だよ」
「これから顔を合わせる機会も増えるだろうから よろしくね」
《じっ》
「何か?」
「セシル殿下は ご年齢のわりに 少し落ち着きすぎではありませんか?」
「はっ もしかして転生者だったりします!?」
「転生者?」
「私たち王族は そういう風に振る舞えるよう教育を受けているからね 当然だよ」
《そんなわけないでしょう こんなに達観した 10歳の王子が 他にいてたまりますか》
(心の声が漏れてるよ ゼノ)
「それじゃあ そろそろ 君の言っていた「悪役令嬢」「ヒロイン」「ギャフン」について 説明してくれるかな?」
(ケーキ二個目)
「ええ もちろんですわ!!」
「殿下には私の話を理解した上で 私を振るにふさわしい方になっていただかなければ!!」
(クリームが…)
「驚かれるかもしれませんが…」
「私には 前世の記憶があるのです」
無料期間が終わっても サンプル試し読みできます! 気になったら ぜひチェック♪