同じ夢みた君はアイドル　最終回 / 結末

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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『約束するよ』

『３６５日　瞬きするのも おしいくらい　あなたを見つめていくから』

『９月１３日(火)』

『今日から日記をつけようと思います』

『わたしの名前は 岡村ニノン(１５) 高校１年生』

『可愛くて明るい女の子』

『ではなく』

『教室の隅にいるような 存在の薄い人間です』

『が』

「不気味」

「「鳥女」 いつまでアレ乗っけてるつもりかな」

「アクセサリーだとか言ってるらしいけど リアルすぎね？　マジこえー」

『どうやら鳥女という呼び名があるらしく』

『それは たぶん』

『肩に鳥の剥製を乗せているから』

「……」

（――いけない）

（わたしもお昼食べに行かなくては）

『学校には いろいろな人がいます』

『一日中 勉強ばかりしている人たち』

『恋の話と自分磨きが好きな人たち』

『休み時間まで部活に励む人たち』

（それから）

ドッ

「な　　なにすんだよ」

「っせぇなぁ ちょっと足かけただけだろ」

「オレらを偉そうとか言うからだ」

「なぁ 吉良」

「ああ…」

『それから』

「あ 吉良くんだ♡」

『なににも夢中にならない人たち』

（よし！）

（だれもいません！！）

「先生 いいですよ」

『わたしは どの人たちとも関わる気はありません』

「ニノ」

「どーや 今日のハクセイっぷりも見事やろ♪」

『インコ(先生)がいるから いいのです』

「先生 今日もカッコイー☆」

「イエー」

『じつは』

『先生は わたしが小さいときに拾ったオカメインコ』

『人の言葉を理解する天才で　　学校にいるときは息をひそめて そばにいてくれる優しい男の子です』

『わたしには この子と家族がいれば それでいいのです』

カリ　　カリ

「『いいのです。』……と」

「……」

「ＺＺ」

（…マムから日記帳をもらったから つけてみたけど　　これ以上 書くことがないような…）

あ

（よく考えたら １人だけ少し関わりある人いました…）

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