もくじ
Jumping ジャンピング、筒井 旭先生、15話&最終回(16話) 感想
※ネタバレ注意です※
Cocohana(ココハナ) 5 月号 Jumping ジャンピング、15話 感想
今回は本当に感動しました!!!
小百合ちゃんの話や、雛形君、逸平、そして鮎川君が それぞれ抱えている気持ちの問題はあるにしても、それを飛び越えて津軽と一緒に まだ競技をしたいと言った蘭ちゃんが、最後のページで障害を跳び越えたところを読んで、思わず泣いてしまいました!
まず小百合ちゃんと雛形君の話から、蘭ちゃんには障がいがあるようですが、それを本人も知らないということに驚いてしまいました。
小百合ちゃんは、以前 同じ障がいを持っている人を知っていたということから、蘭ちゃんにも障がいがあると認識していたようですが、しかし蘭ちゃんに障がいのことを話してはいなかったんですね。
障がいがある人との付き合い方に失敗して自分自身も傷ついた小百合ちゃんが、蘭ちゃんの人一倍 頑張っている姿に救われて、彼女たちの間に友情が生まれたんだと思うと、お互いがお互いに支えてきたんだということが よく理解できました。
小百合ちゃんが蘭ちゃんを過保護なくらいに心配していたのも、小百合ちゃん自身が蘭ちゃんを本当に大事に思っているからなんだと納得ができました。
そして その蘭ちゃんが、津軽が自分を守る為に競技の途中で止まってしまったことを理解して、もう一度 津軽に思いきり跳ばせてあげたいと思っている、という時点で、小百合ちゃんは それが危険だとは思っても、蘭ちゃんのしたいように支えてあげようと考えたんだと思います。
確かに、雛形くんや鮎川くん、みんなが お互いを思って、苦しく動けなくなっている中で、蘭ちゃんだけが前を向いて ずっと努力を続けているように見えました。
今までの学校生活でも、蘭ちゃんらしさは沢山 見てこられたと思いますし、今回の代役(蘭ちゃんは自分の試合は途中棄権となってしまいましたが、けがをしてしまった逸平の代役として、内緒で もう一度 競技に出ることにしたのです!)で、さらに彼女が階段を一つ のぼるような気がしました。
そして、彼女が最後のページで津軽と一緒にバーを跳び越えたところでは、本当に感動して涙が溢れてしまいます。
蘭ちゃんの気持ちと、そして小百合ちゃんの気持ちを考えると、泣かずにはいられませんでした!
本当にキレイに障害を跳び越えている姿は、いろんな問題に恐れずに立ち向かって、そして乗り越えてきた蘭ちゃんの姿を現しているようでした!
この後 競技はどうなるのか、そして雛形君や逸平、鮎川君たちが どうしていくのか、とても気になります。
次回が どのような展開になるのか、早く続きが読みたいです!!!
Cocohana(ココハナ) 6 月号 Jumping ジャンピング、最終回 ( 16話 ) 感想
なんと今回で最終話!!!
試合は どうなったのか、とても気になっていましたが、やはり初挑戦の競技は、蘭ちゃんにとって とても難しかったみたいですね・・・。
津軽は 高い障害を跳べる実力がある馬なのに、しかし蘭ちゃんの実力が足りていなくて・・・というよりは やったことがない競技だった為に、どういう体制をとればいいのかも知らずに競技が始まってしまって、結果的に津軽の足を蘭ちゃんが引っ張ってしまうという事態になり、読んでいて とても辛かったです。
しかし それでも蘭ちゃんが諦めず、とうとう初挑戦・初体験の領域での障害を跳び越えることが出来た時に、蘭ちゃんが今まで泣きながらでも進んできたことが無駄じゃなかったんだと思えて、読んでいて涙があふれてしまいました。
何度 失敗しても諦めず、落馬しそうになりながらも それだけはと必死に津軽にしがみついて、そして ちょっとずつ修正をして、とうとう障害を跳び越えた!という姿は、蘭ちゃんの今までの人生と重なっているように見えました。
蘭ちゃんの「出来るようになった自分に早く会いたい」というモノローグが、彼女の前向きな姿勢の裏付けになっているんだなぁと思うのと同時に、この強い意思に周りの みんなも影響されたからこそ、ここまで来ることが出来たのではないでしょうか。
最終的に2つの障害を成功させることが出来ましたが、やはり替え玉がバレて青森学園大学の負けになってしまったのは とても残念でした。
それでも、逸平や雛形君、そして鮎川君が みんな前向きに馬術に向かっているようで、この競技会のおかげで、それぞれが一歩ずつ歩み出していけたようで安心しました。
最後に雛形君が蘭ちゃんに告白するのかな、というシーンになりかけましたが、小百合ちゃんが全力で阻止しているのには笑ってしまいました!
雛形君と蘭ちゃんは、ゆっくり仲良くなっていってくれればいいなぁと思います。
馬術部にも新入部員が沢山入ってくるようで、今後も楽しい部活動になるのではないでしょうか。
もっと蘭ちゃんの活躍を見守っていきたかったで、これで終了なのが少し残念ですが、最後まで楽しく読ませていただきました!