Sho-Comi ショウコミ 13号 泡恋、12話 感想
今回は賢太郎の視点で これまでを振り返る話でビックリしました。
中3の春に お父さんが亡くなってからの、沢山のツラい想いが伝わってきます… >_<。
誰も悪くない、自分も悪くない、だから もういないお父さんを責める気持ちになってしまったこと、悲しいけれど それが賢太郎の唯一の逃げ道だったんだろうなって思いました。
でも、そのせいで お母さんを謝らせることになってしまって、唯一の逃げ道も失った結果が、自分の記憶を消すということに繋がってしまったのかな… T_T。
(こんなちっぽけでみっともない自分 いやだいやだいやだ、誰か俺を今すぐ消してくれ――――…!)
賢太郎が抱えてきたツラさは、想像以上に大きくて胸が締めつけられます…。
はじめから1人なら もう誰も失わない、その考えを最初に否定してくれた深町先生、ステキな先生!^_^。
その時は、まだ賢太郎は先生が言っている言葉の意味を ほとんど分かっていなかったのかもしれないけど、写真を撮り始めるキッカケを作ってくれた深町先生の功績は大きいですよね!!!
由花に出会って、由花の写真を撮ったことで、賢太郎の心は 確実に動き始めることになったんだと思いますから。
それに深町先生が 賢太郎を生徒会に入れてくれたおかげで、戸惑ってしまうくらいの新しい毎日も始まったんですもんね!
一歩を踏み出せると思っていたところで 由花のことも忘れてしまったけど、由花が側にいてくれれば 賢太郎の心は何度も動き出してくれるんだなぁ、なんて思えました ^▽^。
記憶はなくても、直感的に由花のことを“大切な子だった”とは分かっていましたし!
これ以上 悲しませないためにワザと傷つけるようなことを言うなんて、本当は嫌だからこそ、由花が嬉しそうな笑顔を見せてくれて、賢太郎だって 嬉しかったと思います。
(一緒にいたら きっとまた悲しませる日がくるから、関わらないようにするべきなのに つい目が追って、ほっとけなくて)
マウンドに立って 硬球を投げられたこと、それを全部 由花のおかげだと思ってくれてたこと、賢太郎の心が 以前にも増して大きく動いていると分かりますね…!^_^。
由花に告白することは 考えることもできなかった賢太郎だけど、由花を“ほかのやつのもの”には したくないって気持ちが、もう記憶をなくしたくないって気持ちに繋がったんですね *≧▽≦*
あの電話は、涼葉さんと勇を呼び出すための電話だったのですか!
(でも もう逃げない、すべてを抱えて前へ進んでやる、君を二度と忘れないために)
記憶がなくなる原因を 本当は何となく分かっていた賢太郎、涼葉さんと勇と ちゃんと話をして、楽な方に逃げることは やめにするのですね ^_^。
由花のために ここまで変わってくれたというだけで、もう十分すぎるくらい感動しちゃいましたけど、賢太郎は さらに大きな成長を見せてくれるのだと思います!
15号の次回が待ち遠しいです!!!