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発売日/2024年9月13日
おすすめマンガのご紹介 ネタバレ / あらすじ
おはよう、いばら姫 23話
7歳だった桜ちゃんがハルさんを「パパじゃない」と言ってしまうことは仕方がないことだと思いますが、ハルさんがショックを受けてしまうのだって当然のことですよね。
だとしても、ハルさんは焦りすぎてしまっていたかなぁとも思います。
自分が父親になるということは 桜ちゃんから本当のパパを奪うことでもある、だけど桜ちゃんが本当のパパを忘れてしまうくらい愛してみせる――――
そこまで気負わなくても良かったかもしれませんね・・・。
しかし、自信がないことを隠すために「本当のパパ」に遠慮していたのだとしたら、それでは前に進めるはずもない、難しいなぁ >_<。
生前のハルさんは ハルさんなりに決断したことがあって、それを受け止めてくれる奥さんもいた。
悩み続けることになっても 間違っているとしても、家族になるために ぶつかることが出来ていたならば・・・、考えても どうしようもないことですが、ハルさんが生きている“今”を思わず考えてしまいました・・・。
でも、「さくら」という名前を聞いて助けずにはいられなかったハルさんは、本当にカッコイイですね ^_^。
遺体は上がらず、もう10年も前のことですから、たしかにハルさんだという証拠はありません。
千尋の視線の先にいるハルさんの顔を見れば それが証拠になりますが、桜ちゃんには見えませんから・・・。
だけど、目に見える証拠がなくても、桜ちゃんは確信を持って涙を流していましたね。
そんな桜ちゃんを抱きしめた志津は しっかりと桜ちゃんの心を支えていて、相手の感情を読み取り 思いやることが、こんなにも出来るようになったんだなぁと改めて感じました ^▽^。
皆でお泊まりを提案したのも、志津の温かい優しさですもんね!
そんな志津の人柄を分かっている桜ちゃんが、多重人格だと聞いても「私が友達になった志津ちゃんは 志津ちゃんだけだし」と言ってくれたことに、ジーンとしてしまいました ^_^。
千尋に「ありがとう」と伝えていたハルさんは、志津の体を使って桜ちゃんと話しをしようとは思わず、1度だけ寝ている桜ちゃんに触れて 黙って消えようとしていたんですね・・・。
未練を増やさない、満足したら消えられるうちに消える、たしかに必要なマナーだと思いました。
ハルさんが「・・・あ~~・・・今日はいい日だなぁ」と感じて、思い残すことがなくなって消えるのは、すごく良いことなのでしょうね。
だけど、「ハルさんは消えたりしない・・・ですよね?」と訴えるような目をして問いかける哲の気持ちは、本当によく分かります >_<。
でも 志津の体は、もうハルさんたちの助けが必要ではなくなってきていて、志津は志津としての人生を生きる時が、もう既に やってきているのですね。
「その邪魔を「俺たち」がしちゃいけないだろ ・・・いい機会なんだよ」
消える前のハルさんは、哲が最初に好きになった あの笑顔で笑っていて・・・、最後に一人は寂しいからと哲に話し相手をお願いして・・・、楽しかった思い出を語り合って・・・。
忘れられることを怖いと感じ、忘れられたくないと思うのは とても自然なことだと思います。
「忘れません、俺 絶対 死ぬまで、春道さんのこと忘れません」
哲に そう言ってもらえて、ハルさんは本当に嬉しかったでしょうね ^_^。
ハルさんが小さく言った「ありがとう」と最後の「ばいばい」は とても切なくなる言葉でしたが、だけど それ以上に心が感動した今回のラストでした。
いつも明るい気持ちにさせてもらったハルさんに、今回は泣かされました!
いよいよ残り3話ということで、次の回も涙が止まらない話になるだろうなぁ・・・。
じっくりじっくり読みたくなる この作品、最終回へと近づいていく寂しさはありますが、続きも大切に読まなくちゃいけないですね ^▽^。
おはよう、いばら姫 24話
ハルさんがいなくなってしまって、哲もカナトたちも、ハルさんの「終わり方」を受け止められているように感じますが、志津は二度と会えないっていう感覚が分からないんだろう とミレイさんが言っていて、ハッとしました。
そうですよね、ずっと死んだ人と一緒にいた志津にとって、「死」が永遠の別れだとか二度と会えないだとか、そういう風には考えることがないのは当たり前ですよね。
だけど、事実としてハルさんは いなくなってしまって、もしかしたら他の中の人たちも いなくなってしまうかもしれないのですから、これからの志津は志信さんの「たとえ姿が見えなくても」という言葉の意味を、しっかりと理解していってくれるのだと思います。
そして、気づいていないけれど哲も「たとえ姿が見えなくても」母の愛に包まれていて、とてもジーンとしました ^_^。
志信さんからのプレゼントで水族館デートは、哲も志津も すごく楽しそうでステキでしたね!*≧▽≦*
思わず哲が「か・・・かわいい・・・」と言ってしまう志津の かわいい格好!!!
でえとのために皆で意見を出し合うなんて、本当に楽しそう!ほっこりしちゃいます *^▽^*
そして、手編みの帽子を志津に贈ったお母さんも、きっと編んでいる間とても楽しかったでしょうね ^_^。
久しぶりに会えた哲に喜ぶ志津の顔は、もう すっかり恋する女の子の顔ですが、桜ちゃんにだけじゃなくて、哲といる女性みんなに嫉妬しちゃうなんて!志津が かわいすぎました♥
人だけじゃないんですもんね、イルカのアイちゃんのキスにも かなりショックうけてましたもんね(笑)
もやもやして、でも まだ自分では その理由が分からない志津ですが、哲も同じなんじゃないかと知り、本音を伝える勇気が湧いてきたのかな?と思いました。
これから大事な物が たくさん増えてくんだろう志津に、宝箱の誕生日プレゼントとは、哲もカッコイイことしてくれますね!!!*≧▽≦*
志津は「やきもち」という言葉は教えてもらっていても、感覚として分からなかったんじゃないかなと思いますが、哲のおかげで よーく分かりましたね!
そして 哲も「やきもち」をやいていたと聞いて、哲と自分は同じ気持ちなんだと、志津は気づいたのでしょうか ^_^。
「あなたに 恋、してるんです」
今の自分の この気持ちは「恋」なんだと、志津は ついに気づいたのだと思います。
お互いに「恋」をする、両想いのキスを哲とした志津は、最高の誕生日になりましたね!!!
志津の心のコップには、もう水が いっぱいになってきています。
最終回まで残り2回ということで、新しく生まれ変わる志津の成長を最後まで見守りたいです!
おはよう、いばら姫 25話
恋を自覚した志津は、そのまま みんなと別れの時を迎えてしまったのですね >_<。
何も返事が書かれていないノートが切ないです・・・。
しのぶさん・みれいさん・ハルさん・カナトくん、みんなに会いたくて、自らの意思で眠り続ける志津は、本当に眠り姫になってしまったかのようでした。
外に出て、みんなと巡った場所を捜していても、それは目覚めているとは言えないですよね・・・、眠るために移動してるようなものなんですから。
志津の心はコップいっぱいになり、それは素晴らしいことのはずですが、しかし寂しい志津の気持ちは当然だと思います ;_;
(皆がいなくなってしまうなら、心なんていらない、お願い、一人にしないで)
ずっと傍にいてくれた人たちが一度にいなくなってしまったのですから、そう考えてしまうことだって仕方がない気もしました・・・。
あまりにも思い出が多すぎますよね、なのに別れは突然で・・・ >_<。
だけど、志津には哲がいるのだから、みんなは安心して志津に別れを告げたと思います。
「朝、目が覚めた時 おはようと笑いかけてくれる人がいる、それだけで人って生きていけるものよ」
この言葉は、みれいさん自身も眠り続けている身だから、気づいたことなのかもしれませんね。
そして そのことを哲に教える みれいさんは、哲は気づいていなくても、ステキなお母さんだなぁと感じます ^_^。
みんなと過ごした離れで眠り、隣にいる哲が「・・・おはよう」と言ってくれた時、志津は ようやく目覚めたのですよね、現実を受け止めることができたのですよね。
涙が止まらない志津を見ていると、本当に胸が痛みました・・・。
「っでも・・・!信じられなくて・・・ 怖くて、嫌で・・・っ、見ない、ふり・・・ っしてたんです・・・! そんな、自分の臆病で・・・私・・・!! ありがとうも・・・っ さよならも言えなかった・・・ァ・・・!!」
後悔という感情によって悲しみの中にいる志津ですが、哲が目覚めを待っていてくれたから志津は生きていける、哲だって心が ちぎれそうな気持ちは同じだから一緒に乗り越えていける、哲が一緒だから志津は一人じゃない・・・、本当に泣けてきます!!!
志津には心配してくれるお母さんも、千尋も、桜ちゃんもいて、心の中には ずっと皆だっているのですよね。
しのぶさんから志津への手紙、そして見つけた皆からのメッセージ――――
優しさに溢れていて、涙がこぼれました ^_^。
だけど志津と哲は笑っているのですよね、2人とも悲しみを乗り越え強くなっています!
感動的な展開で今回が終わり、次号の最終回では どのような2人の成長を見せてもらえるのか、とても楽しみです!!!