Sho-Comi ショウコミ 14号 チョコレート・ヴァンパイア、60話 感想
※ネタバレ注意です※
ケガで休んでいた、警備隊 隊長・九十百叶芽が、無事に復帰。副隊長である 千代が、“連続殺傷事件” について報告します。
「拘束した2人は いまだ眠ったままで 自供は得られていませんが あの時 見せた 血を操る能力… そして身体能力も 彼らの力じゃなかった、
血を蒸発させて 証拠隠滅をしたことも踏まえれば… 操っていたのは “名家の血”なのかもしれません」
名家なら ヴァンパイアを操れるのか。その説明は、警備隊への入隊を許可された 雪が始めました。
「ヴァンパイアは ヴァンパイアの血を吸収できない 飲んでも そのまま体外に排出されちゃうからね、
それは名家も同じ、吸収されないってことは相手を操れない 俺の血をほかのヴァンプが飲んでも なんの影響も与えられないはずなんだ、
でも… ほかに、非人道的な手法があるとしたら どうかな…?
例えば… 名家の血を 鼻から差しこめば 脳に届く、ヴァンパイアの血を脳にまとわせて 乗っ取るんだ 体外に排出されてしまう前にね…」
そんな事が 本当にできるのか、雪にも分かりません。しかし――
「そういうことを平気でする奴が この学園内に 潜りこんでるかもしれない、
俺は まだ中学のガキだけど、俺にできることがあるなら なんでもするよ、
篝月の生徒を守るために、共に戦わせてください」
そして 雪の他にも もう1人、警備隊の力になろうとしてくれている人がいます――――
草薙先生に めちゃくちゃ対抗心を燃やしている 雪、初任務の失敗を まだ引きずっているのでしょうね >_<;
ここは 素直に協力し合って、真犯人を見つけ出し 捕まえるべきだと思うのですが…、雪のプライドが許さないのかな…。
せっかく 千代ちゃんに見直してもらえたばかりなのにー!!! ^_^;
それにしても、雪の入隊を あっさり許可する九十百さんには、笑ってしまいました! そんなノリで いいのでしょうか?(笑)
でも たしかに 雪は強力な戦力ですから、隊長の判断には 千代ちゃんも従うのみですね。
自分が まだ子供である事を自覚し その上で、篝月の生徒を守るために 警備隊と共に戦いたい、と言った 雪の事を、警備隊の皆も 信用してくれたと思います ^▽^。
連続殺傷事件の犯人は一体 どこの誰なのか、本当に 雪が推測したような 非人道的な手法で ヴァンパイアを操ったのか、という謎の真相も もちろん気になるけど、その前に 苦悩する霖くんの事が 心配で仕方ありません…。
「飲みたくないんだ!! 僕はヴァンパイアだけど 吸血行為を軽蔑してる なのに人間の血を、
弟の好きな子の血を飲まなきゃ 生きていけないなんて……! たえられない…っ もう… 僕なんて このまま死んでいいよ!!」
そんな考えを抱いてしまうほど、霖くんの心は 追い詰められていたのですね…。でも、無理もないと感じました >_<。
そして、どんな霖くんが 飲みたくないと思っても、本能には逆らえない…という事なのでしょうか…。
正気を失った?霖くんに 血を大量に飲まれてしまったら、千代ちゃんの命が 危ないのでは…!?!
この続きは 果たして どうなるのか、次回を 早く読みたいです!!!