穂高のことを拒絶して突き放してきた湊。でも、どんなに拒んでも諦めない穂高の手を、湊はついに握り返した――。文化祭が近づき、穂高をかばって実行委員の代表になった湊は、その仕事に没頭する。ただ、『俺、今普通に実家住んでるから大丈夫だよ』という湊の言葉に、穂高は、不安を感じて…。
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「確かに俺さ、結局家から逃げるために 委員会の仕事増やしてたところある。でも、いい景色でしょ。一番乗り、委員会特権。ボ――っと見てると 気が紛れて」
「すご…、すごいね!早坂くん! がんばったよね!」
《ガブ》
「?!!!?」
「ごめん あったから」
“付き合うとか分かんない”
「…こんなんで 俺、どうすればいいんだろうね」
もくじ
7巻39話|マーガレット2024年21号
「文化祭、一緒にまわりたいんだけどさ」「え、でも」
『21号の日下あき先生のコメント:食洗器買いました。』
次回40話は22号、「…こんなんで俺 どうすればいいんだろうね」 文化祭前夜、普段と全く違う顔を見せる湊に穂高は…!?
7巻38話|マーガレット2024年20号
一清の方が穂高にふさわしい… 穂高がその心の傷に触れようとする度、拒絶してきた湊。今回も『突き放してよ』と拒絶する湊を穂高はさらに強く抱きしめる。『馬鹿じゃないの』と毒づく湊に、穂高は『どうすればあなたのことを助けられますか?』と、絶対無理って分かってるのに自分の家で一緒に住むことまで提案した。『ずっとそばにいるから』という穂高の手を湊は握って――。
文化祭、はじまるよ!
「あのさ、気になってるよ 橘のこと。お前が言うとおり。こないだの後 2人で、色々話した…」
「…やっとかよ。あっそ、じゃあ 俺たちライバルだな」
『20号の日下あき先生のコメント:人をダメにするビーズクッション買いました。』
次回39話は21号
7巻37話|マーガレット2024年19号
暴力的な父。依存する母。その間に生まれた自分も、親友の一清が引きこもりになって内心喜んでしまう『まともじゃない』人間だ。だから…穂高と一清に、わざと嫌われて、距離を取ろうとする湊。でも、その気持ちが分かる穂高は それでも『3人で学校行こう』と湊に伝える。その後 新学期、文化祭実行委員の代表に推薦されそうになる穂高。それを湊が『俺がやる』と引き受けて助けてくれた。湊は『死ぬほど嬉しかった、橘が俺を気にかけてくれること』と穂高に伝える。泣いてしまう穂高を湊は抱きしめ――。
殴られたあなたの傷に 触れられるなら
偽善でも
「お兄ちゃん 絶対反対するけど、お父さんだって納得しないと思うけど」
無理でも
「無理言ってるって、分かってるけど」
破綻が見えてても
「あなたがこの手を 取ってくれるなら、ずっとそばにいるから」
―――これは、きっといつかの自分が欲しかった言葉だ。
「私は あなたに出会えて、嬉しかったよ」
『19号の日下あき先生のコメント:海行かぬまま9月。』
次回38話は20号
6巻36話|マーガレット2024年18号
湊は、一清が引きこもりになったことを内心喜んでた自分を許せずにいる…。それを知った穂高は、何もできない自分に絶望。そんな中『2人の人生に俺って別に要らないでしょ』と言い放って、一清に殴られた湊。きっとわざと言った――。『うそつき!』『また3人で登校しよう』と叫ぶ穂高を、一清はその場から連れ去って……!?
「まだ残ってたの、橘」
「…待ってた」
「あのさ、しばらく朝 用事あって、行けないんだよね。我儘言うと…、一清がいるのも、今は割と嫌…、なんだけど…、でも…。―――だけど、ごめん、死ぬ程 嬉しかった。橘が俺を気にかけてくれること、伝わってた。絶対、応えるべきじゃないって、いつも、思って…た……、のに…」
『18号の日下あき先生のコメント:全プレ応募して下さった皆様ありがとうございました!!』
次回37話は19号
6巻35話|マーガレット2024年17号
避けようとしても食い下がる一清にうながされ、穂高は『私の気持ちをっ、拒絶に使うな――!!』と湊への本音を歩道橋の上から叫んだ。でも、その叫びは、その場に来ていた湊も聞いていて――!?
正面から来いよ、逃げねぇから俺は、お前みたいに
“「ずっと…、ごめんな」”
「2人の人生に俺って、別にいらないでしょ?」
「早坂くん」
「キモいわ、お前。もう知らねえ」
『17号の日下あき先生のコメント:泣く恋のPVを作っていただきました!ぜひ観てみてください!』
次回36話は18号
6巻34話|マーガレット2024年16号
一清を更に避ける穂高。でも、湊と何があったか知りたい一清に食いさがられ「私は あなたのことを好きになったりなんかしない」と言ってしまう。一清は「俺のこと意識してる?」と勘付いて――!?
言わなきゃよかった言葉も、聞かなきゃよかった想いも、見なきゃよかった現実も、とりかえしがつかない過去を抱えても、それでも―――。
「私は、まだまだ早坂くんが好きなんだ。辛いときも楽しいときも、そばにいたいって思うんだ。それが人を好きになるってことだと思うんだ。…だけど、きっといつか あなたとも、そういう気持ちになれるかもって思った。思ってしまった。最低…、ごめんなさい…」
「べ べつに、あやまることじゃ…」
「一生の不覚」
「ひでー言いぐさ」
「酷くしないと あなた優しいんだもん…」
『16号の日下あき先生のコメント:全プレ、恥ずかしいものが沢山収録されてますので是非!』
次回35話は17号
6巻33話|マーガレット2024年15号
湊から自身の過去や、一清への後ろ暗い想いを聞いた穂高。「私にも渡辺くんにも あなたは必要だった」と伝えるが、湊に「入学式の朝、初めて会ったのが一清だったら?」と問われ、何も言えなくなってしまう。湊との間にある深い溝と、一清に対して「きっと私はいつか この人を好きになれる」と思ってしまったことに苦しむ穂高。そして、新学期を迎え――
言ってしまった言葉の後悔と それ以外何も言えなかった自分への失望と。でも、それでも――――
「―――ごめん。今のなし…、ごめん。いや…事実なんだけど」
失敗した。頭の中に、警告音がする。言葉が思考を支配する。
「八つ当たりだった」
「ねえ、なんで そんなふうに言うの? ね…、もしかして、俺のこと意識してる?」
『15号の日下あき先生のコメント:もうすぐ5巻がでます!』
次回34話は16号、「あなたに会いたいです」「俺だって橘にずっと救われてた」 近づいたはずだった この2人の関係は今――。
6巻32話|マーガレット2024年14号
湊を心配する穂高に会うため、湊は穂高の家まで走る。湊を分かりたいと願う穂高に、湊はずっと抱えていた過去を吐露した。大嫌いな両親の嫌な面を併せ持つ自分。苦しむ湊に、穂高は『あなたは必要だった…!』と伝えますが、『橘に初めにあったのが一清だったら?』と湊から問われて…。
あの日あなたたちの前に私が現れなかったら? どうしてもその「もしも」を考えてしまう
見透かして 突き放された、最大の力で。言葉が 急速に、力を失って…。
「待って…」
出てくるな 涙。泣きたいのは、きっとこの人の方だ。
「待って。それでも、そうじゃないから今日、あなたのことが知れた……」
つまらない…、くだらない…。役立たず。
“あなたが頼ってくれるなら”
あの時 何でも出来る気がした、壮大な勘違いは、凄まじい後悔と、無力感に変わって―――…、日々が溶けていく。
『14号の日下あき先生のコメント:今年の夏は海とか行ってみたいです。』
次回33話は15号
6巻31話|マーガレット2024年13号
夏休み中の登校日、湊が学校を休む。「自分のことあんまり好きじゃない」「親がクソなんだけど」「似てるの嫌なとこばっかり」…以前、湊がつぶやいた言葉を思い出し、胸騒ぎがした穂高は迷った挙句、湊に電話。必死で「あなたが心配です」と伝える穂高に、湊は「俺だって橘にずっと救われてた」と伝えて…。
ここは紛れもなく避難場所だったんだ、俺らにとっての
「優しさなんかじゃない あれは、依存だ。母親と同じ」
――この人は、
「まともじゃないんだよ 生まれた時から。誰が 普通友達がいじめられて 不登校になって喜ぶ? そのままでいいのにって思う? ましてや…」
最初から、答えが決まってる問いの、答え合わせをしているんだ。
「気持ち悪い」
「それでも、私にも渡辺くんにも あなたは必要だった…!」
『13号の日下あき先生のコメント:目次コメント毎回困ってたけどなくなると寂しい。』
次回32話は14号
5巻30話|マーガレット2024年12号
穂高は、湊の親に対する複雑な感情や、一清への特別な思いを知り、湊と一清の関係を邪魔しないよう恋を諦める決心をした。夏休み中の登校日、不意に湊が学校を休む。胸騒ぎがした穂高は、迷った挙句、湊へ電話。留守電に『あなたに会いたいです』と入れてしまい…!?
わたしが、夜中に電話をかけるときは ろくなことが起きない。……ほんとうに
「―――俺も、橘に会いたかったよ」
“あなたに会いたいです”
「――~~~っ」
「ずっと言えなかったから、今言うけど、俺だって橘に ずっと救われてた」
『12号の日下あき先生のコメント:今の家に住んで2年半…ようやくリビングにそれっぽい家具を揃え始めました!』
『目次ページ【おすすめのリフレッシュ法を教えて♪】温かいお茶を飲む。』
次回31話は13号
5巻29話|マーガレット2024年10・11号
一清はモヤモヤを晴らすため「湊のことなんでも教える」と深夜のコンビニで偶然出会った穂高に「賭け」を持ち掛ける。これは彼なりのフェアー。でも、賭けに乗らず、まだ二人を気遣う卑屈な穂高に、一清は「全然好きだ」と再び告白した。疲れて眠ったままの穂高を横に、一清は湊に電話。「遠慮とかキモいことすんな」と叫ぶ――
あいつが夜中に電話をかけてくるときは ろくなことがない。……ほんとうに
“好きだ”
「ばかだなぁ…」
予感がする。恐ろしい予感だ。きっと私は、いつかこの人を好きになれる。まだ、そんな覚悟は無いけれど。
『10・11号の日下あき先生のコメント:いつのまにか春になっててびっくりしてます!』
『目次ページ【最近お気に入りの音楽を教えて♪】ピーナッツくんの曲聴いてます。』
次回30話は12号
5巻28話|マーガレット2024年9号
深夜のコンビニで穂高は一清とばったり。侵入した夜中の校庭で、一清は「湊について俺が分かることなら何でも教えてあげる」と謎の“賭け”を提案してきて…!?
この夜が早く終わってほしい。いや、永遠に終わってほしくない。…どっちを望んでんだ、俺は。
「―――適当すんなよ!好きなら、泣かすなよ!傷付けんな!俺はなぁ―――お前なんて全然関係ないからな!?俺なら地の果てまで追いかけてでも橘と両想いになる。…俺の友達なら、遠慮とかキモいことすんなバ―――カ!!」
『9号の日下あき先生のコメント:買っても買っても靴下が片方失踪するので左右色違いで履くようになりました。』
『目次ページ【好きなパンを教えてください!】ベーコンエビ。』
次回29話は10・11号
5巻27話|マーガレット2024年8号
穂高は自分を救ってくれた湊のことがまだ好き。でも湊は、親友の一清が穂高のことを好きなことが分かり、穂高と距離を。穂高は、湊と一清の関係を邪魔しないよう湊を諦めようとします。しかし湊は、穂高と観覧車に乗った時、タオルで隠して穂高に衝動的なキスを…!穂高はこの事を知りませんが、一清はこの光景をみてしまいます。
穂高は深夜のコンビニで一清に遭遇。2人で深夜徘徊した先で「何で湊のこと諦めたの?」と聞かれます。「ずっとあなたが羨ましかった」と穂高は一清に本音をぶつけ…。
俺が今何考えてるかあててみてよ、簡単だろ?
「橘、これから俺と賭けをしよう」
「…賭け?」
「湊について、ひとつだけ、俺が分かることなら何でも教えてあげる」
『8号の日下あき先生のコメント:4巻発売に合わせて今回も全プレ企画していただいてます!前回沢山ご応募いただけたおかげです!今回も喜んでいただけるよう頑張ります!!』
『目次ページ【この春新調したいものを教えてください。】靴。』
次回28話は9号