営業ですから　最新話 / 3話

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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『――…ああ』

『私死んじゃったんだ』

『27歳… 短い人生だったな　　まさか過労死なんてなぁ…』

〔秋津さん おつかれ！〕

〔みどり先輩 お昼一緒にいいですかー？〕

『(契約)社員が過労死って　　絶対イメージ悪いよね…』

『会社が倒産しちゃったら』

『みんなに迷惑かかっちゃう―……』

『なんとかしてあげようか？』

『え…？』

『寿命は決まってるから変えられないけど』

『私を手伝ってくれたら　　死に方を変えてあげよう』

『死に方…って　　あなた』

『もしかして』

『神様…？』

『いま アスディロンという異世界で人間が 他の種族を迫害してるらしくて』

『転生して 人類を滅ぼすべきか決めてきてほしいんだ』

『ええ…　　そんな重いお手伝いは ちょっと…』

『そのかわり 特別な力をあげる！』

『特別な力…？』

『そうそう！ やりたいことはない？　　瞬間移動とか 必殺技 出すとか…』

『もふもふ…』

『え？』

『もふもふ　　したい！』

『いつもいつも ず―――っと思ってた！！』

『実家のにゃんこを なでなでしたい！！』

『ひっかかれたって平気よ！』

『あのすべすべで なめらかな毛並みを 一日中さわって癒されたい！』

『この疲れた心を癒してくれるのは』

『かわいい動物の もふもふしかないのよ…！』

『はあ…』

『うーん　　よく わかんないけど わかった！』

『特別な力はソレってことで！』

『人間以外の生物に好かれるようにしておくね！』

『ちょ…　　待って まだ私』

『やるって決めたわけじゃ』

『じゃああとはヨロシクー！』

『ねえ』

『ちょっと――！！』

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