いくたはな先生の連載作品「変幻の半狐」の最新話が読める「なかよし」は、毎月3日ごろに発売です
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もくじ
最終話 4巻 なかよし 2024年12月号
出版社 講談社/2024年11月1日 発売
聖女をクビになったら、なぜか幼女化して魔王のペットになりました。 / 1巻 -今だけ無料-
2023年9月7日まで
「ここにいるヒマリこそが本物の聖女だ!」
「よくも10年間 騙してくれたな 偽りの聖女 プレセアよ!!」
「貴女は偽るだけでなく あろうことか ヒマリを殺害しようとした!!」
「私 そのようなことは何も」
「嘘をつくな!」
「先日 ヒマリが何者かにナイフで襲われた」
「ヒマリ 貴女を傷つけた者は 今ここにいるか?」
「プレセアさん …です」
「プレセアさんが私にナイフを振るったんです」
「お前なんか聖女に相応しくないって…」
ざわっ
「なんてこと!」
「これだから魔力持ちは…」
「プレセアさん… どうか罪を認めて 心から反省してください」
「そうすれば貴女を罪には問いませんから…」
「ああ なんて優しいんだ ヒマリ だが貴女に害をなそうとする者を王宮に置いてはおけない」
「聖女と偽った虚偽罪に 未来の王妃を殺害しようとした殺人未遂罪!!」
「私は貴女との婚約を破棄し またその罪を王太子特権で裁かせてもらう!!」
「…ううっ」
「惨めなものだな 異端の瞳の子よ 聖女の座を奪われた気分はどうだ?」
(こんなときに気分はどうかなんて そんなの)
『もうサイコーですよ 殿下っ!!』
『これで自由になれるんだから!!』
「聖なる額飾り(ディヴァイン・サークレット)も返してもらおう」
『まさかこんなに うまくいくなんて』
『ついに来るのよ 8年間 待ち焦がれた瞬間が――』
ふわ
カシャン
『痛みが消えた』
「あ あ…」
『魔力が戻ってくる』
『体に力が溢れてくる!!』
「さあヒマリ これは貴女のものだよ」
パァアア
「こ…これが本物の聖女の力か…!」
「たしかにプレセア様のときには なかったものだ」
「やはりヒマリ様が本物の聖女だったんだ!」
「ただの庶民が聖女なわけないよな」
「ヒマリ様に害をなそうなんて お前は地獄行きだよ」
ガシャン
『行った? 行ったよね?』
「…った」
「やったぁあああああ!!」
『ついに魔力封じのサークレットが外れた!!』
『よくわかんない罪を被せられちゃったけど そんなことは もうかまわない』
『ありがとう 異世界の聖女様 君は私の恩人だ!!』
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