ニナは星の民がいるというリンドルム王宮に潜入するが、リンドルムの王子はニナの星の力を利用しようとして――!?
第六十夜|星の石
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自分が力を制御できさえすれば誰も傷つけないって思ってた。こんな形で悪用されるなんて
“「願いが歪んで叶うこともある」「恐ろしい」「人と関わらず生きてください」”
これは人と関わった罪…!? あたしのせい……
「ぐ…」
セト…、セト…、苦し…
『落ちついて、恐れる必要はありません。あなたの力 そのものが奪われたわけではない。』
「誰…!?」
『星の力が吸収した あなたの力を使っただけ。一時的な力に過ぎません』
「? ?」
頭の中に声が……。……… 星の石…? あれが星の石!!
「あの! あたしはどうすれば……!」
『大丈夫、星の力はまた集めればよいだけ。たとえば、人の祈り 人の願い そういった人の思念。それらもまた星の力となるものです』
もくじ
15巻60話|BE・LOVE 2024年12月号
絶望の咆吼がこだまする――
次回61話は1月号
15巻59話|BE・LOVE 2024年11月号
ニナ達は星の民がいるというリンドルム王都へ潜入。しかし、リンドルムの王子はニナが来ることを予期していたかのように待ち構えていて――!?
第五十九夜|双子の宿願
「あれ星の民じゃないけどな」
「え? 星の民じゃない!?」
「父上に討伐されるまえの王に仕えてた呪い師ってアスタが言ってた。この牢に捕えてた星の民は父上が放免したからって」
じゃあ星の民はどこに……? あれが呪い師…?
「でもただの呪い師じゃないよ? 予言者なんだ。終末がやってくる 星の民は滅びの民ってずーっと言ってる」
「それ信じるの!?」
「なんで?俺の救いなのに。等しく平等に終わりが来るなんて うれしいね。でー 最近 言いはじめたのが、『星の娘が現れれば おまえたちの願いを叶えてくれるだろう』。おまえがそれなら叶うんだな」
次回60話は12月号、伸びる魔の手。呪いの残滓がニナを蝕む…!? リンドルム王宮でニナが出会ったのは、前王朝が滅ぶ遠因を作った予言者だった。敵の罠にはまったニナは…!?
15巻58話|BE・LOVE 2024年10月号
本当のアズールを見つけ出し、アリシャの抑止力となるため、ニナは星の民がいるというリンドルムへ向かう。しかし、リンドルムの王子が青い目の女性を捜していると知り――!?
第五十八夜|誘蛾灯
あ……ここだ…! この扉の先の奥―――――
「必ず来ると思ってたよォ 星の娘」
誰!? いつの間に!? あ…この顔…さっき広間で見た…この人、第一王子!?
「いつだろう~って ずっとソワソワしてた」
あれ違う?入れ墨が逆?
「どっかで死んじゃってるかも~って心配した」
違う人? っていうか どうしよう!? ヒカミは!?
「あの…すみません、ま 迷ってしま って」
「無理あるなぁ、それ無理でしょぉ? 会いにきたんだろぉ? 星の民に」
次回59話は11月号、星の民を探して ついにリンドルムの王都に潜入!? ヒカミが見たという星の民に会うため、ニナたち一行は砂漠の舞姫集団にまぎれて王都へ!!
15巻57話|BE・LOVE 2024年9月号
舞姫たちに紛れ いよいよ王都へ!!
アリシャの抑止力となるため、力について知りたいニナは、ヒカミ、トートとともにリンドルムへと向かうことに――
第五十七夜|新たな脅威
珍しいパーティー編成で挑む砂漠の国リンドルム 待ち受けているのは――!?
「ヒカミ、リンドルム王宮に仕えてたとか!? 小さいころ? 家族とかは? どうしてフォルトナに来たの、あ」
―――話したくないことかもしれない。黙ってたし…
「えーと、あれこれ ごめんなさい」
「………。いつか」
笑っ、た
「久しぶりに砂漠の星を見ます」
理不尽と絶望と―――
「涙で ぼやけた記憶ばかりですが、改めて見ると 美しいですね」
ヒカミ…。涙で ぼやけるほどの、何があったんだろう……
次回58話は10月号、ついに物語の舞台は最果ての国・リンドルムへ!!
14巻56話|BE・LOVE 2024年8月号
第五十六夜|また明日
かけがえのない なんでもない日々――
「なにを言わずとも良いのです。あなたは生きている、それだけで良いのです。大上皇さまにはお暇をいただきました。私は しばしの間あなたの旅のお供を」
「どうして? あたしヒカミにそこまでしてもらうほどのこと何も……」
「あなたのためだけではありません。私自身のためでもあります。私は私の過去と向き合う時が来た、その先にあなたがいるだけなのです。ご案内しましょう。我が故郷、かつて星の民を狩った地、――リンドルム」
次回57話は9月号、舞台はいよいよリンドルムへ… ヒカミが抱える過去の秘密とは!? 世界の秘密に迫る時、物語が加速する――
14巻55話|BE・LOVE 2024年7月号
アズールの黒い決意を知ったニナは、本当のアズールを見つけ出そうと決意する。だが、セトを連れ戻すためガルガダの使者が現れ――!?
第五十五夜|運命の結び糸
ガルガダへの帰国を迫られるセト。それを知ったニナの心は騒めき…!?
まだ何も見えない先、変わるかもしれない未来。
(あたしは どうしてもアズをわかりたいと思ってしまうし、アリシャさんのことは なぜだか止めなきゃって思ってしまうし、どうしてだかセトに全部をあげることはできない気がしてる)
なのに、5年先 10年先 この先、あたしの そばにいるのは セトかもしれない。
「ニナ?」
ううん、セトがいいな―――って
「思っちゃったよ」
「ニナ…??」
次回56話は8月号
14巻54話|BE・LOVE 2024年6月号
セトとともに星の民の手がかりを求めて幽谷の谷に向かうニナ。そこでアズールの黒い決意を知ったニナは、本当のアズールを見つけ出すと心に決め―――!?
第五十四夜|醜悪な感情
守りたいと もがくほどに、遠ざかる愛しき者―――。
「押し付けなんて思ったことないよ。いつだってセトは優しくて」
「違う! 俺はっ、おまえが嫌でもどうしてもっ、欲しいんだ!!」
つないだ手から熱が伝わる。セトの手はこんなに熱かった? そんな弱そうな顔 初めて見るよ? そんな顔――――――――
(あれっ、なんか恥ずかしいな)
次回55話は7月号、アニメ化 最新情報も!
14巻53話|BE・LOVE 2024年5月号
第五十三夜|願いの代償
「君の“見てきたほう”が表面だったら?って考えない?」
見てきたものが表面で、本当が他にあるなら
「それならそれで、本当のアズを見つけるよ」
これまでだって全部を知ってたわけじゃない。アズ、あなたは本当はどんな人ですか。何が悩みですか、苦しいことはなんですか、真実はどこですか。見つけないと。そうじゃないと あたしはどこにも進めない気がする。
「それでもし…それでも“敵”だったなら、星の力を使ってでも阻止する」
次回54話は6月号
13巻52話|BE・LOVE 2024年4月号
この世の成り立ちと神話の核心に触れる――!?
一度は絶望の淵に立たされたニナだったが、セトとともに運命に抗う道を探そうと決め、星の民の手がかりを求めて幽谷の谷(エルスフォービア)に向かうが――!?
第五十二夜|神の墓標
「ありがとう、ニーナ」
アズだ、あたしの知ってるアズだ。どうしてかな、ただそれだけで涙が出てくる。
「目…逸らさなくて平気?」
あれは星の力のせいじゃなかったって思っていい?あの日々を大切な思い出にしていい?あの日の誓いを守っていてもいい?「大切な人」のままでいていいですか。
次回53話は5月号、大きく動き出した其々の星――。葛藤の中、ニナが導き出した答えとは!?
13巻51話|BE・LOVE 2024年3月号
第五十一夜|決別
「ニナは…ニナはまだ貴様を忘れてはいない……。貴様はどうなんだ?」
「――……」
「―――まぁいずれ……忘れ…させるけれど……」
「うわ言で呼んだのはおまえの名だったぞ」
今も――想っている。どこでもない全ての場所がきみの笑う世界。そのためなら――んでも構わない。―――神に背いてもいい。
次回52話は4月号、ついに物語は核心へ――。星の民の秘密、そしてニナに課せられた運命とは…
13巻50話|BE・LOVE 2024年2月号
瑠璃色の瞳を持つ少女ニナは、フォルトナ国の巫女姫・アリシャの身代わりとして大国ガルガダへと嫁ぐ。しかし国交は断絶し、身代わりは不要に。そして本物の姫が現れ、ニナは裁きの場にて国外追放を命じられる。一度は絶望の淵に立たされたニナだったが、セトとともに運命に抗う道を探そうと決め、星の民の手がかりを求めて幽谷の谷に向かうこととなり――!?
第五十夜|幽谷の谷(エルスフォービア)
風舞う谷が隠す秘密とは――!?
幻でも胸が痛い。何もかも仕方なかった。
(あー身体のがくがく止まんない。おかしい、やばいのかも…)
ただ恋を失うってことが思ったより痛くて、未練が奥底から牙を剥いてきて、どうしようもなかった。……助けて…
「セト……」
次回51話は3月号、再び対峙するアズールとセト…唐突に現れたアズールの思惑とは!?