藤乃は使用人の廣臣と両想いとなり、ふたりの結婚を認めてもらうため動き出す。廣臣と藤乃を許せない藤乃の父は 神崎母と結託し、犯罪者・十(つなし)を藤乃にけし掛けるが、先回りした廣臣が食い止める。警察にも追いかけられ、自暴自棄になった十は 藤乃の父に襲い掛かる…!
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「…お美しい……………」
「廣臣さん…?泣いているんですか……?」
「…申し訳ございません、感極まってしまって………。藤乃さんの花嫁姿を見送る側にいなければならないと、何年もずっと思っていましたから――…」
“心から大好きな人と結婚して、愛に溢れた家庭を築きたい―――”
「―――藤乃さんの夢を、一生をかけて叶えてみせます。他の誰でもなく俺が、この手で」
「はい―――」
もくじ
4巻(最終巻)最終話|別冊マーガレット2024年6月号
永遠に、あなたとふたり、寄り添って。
『6月号の本田楓先生のコメント:オレンジ「花嫁の喜び」』
4巻15話|別冊マーガレット2024年5月号
藤乃は使用人の廣臣と両想いとなり、ふたりの結婚を認めてもらい、父を失脚させるべく動き出す。藤乃は自らの母に結婚を認めてもらうよう向き合い、母は藤乃の成長を喜び、本音を初めて告げる。しかし、安堵もつかの間、ふたりの動きを知っていた怒りの父が乱入する…!
照らす光がなくとも ふたり手を携えて どこまでも――。
「…廣臣さん、やっぱり………またひとりで行ってしまうのですね―――。今回こそは私のためだけではなく、ふたりのためなんですよね―――…?」
「――必ず藤乃さんの元へ戻ります。だからどうか、どうか、俺を信じて待っていてください――」
「―――分かりました。ただこれだけは約束してください。必ず無事で帰ってくると―――――」
『5月号の本田楓先生のコメント:クロユリ「愛」「呪い」「復讐」』
次回6月号、最終話!! 藤乃を苦しめるものはすべて取り除く廣臣―― 激動の恋の行方は…!?
4巻14話|別冊マーガレット2024年4月号
もう過去は振り返らない。前だけを見て―――。
藤乃は使用人・廣臣に想いを告げ、両想いとなる。しかし父の手によって引き離されてしまった。藤乃たちは苦難の末に再会し、改めてふたりが一緒になれる道を模索する。結果、母を味方につけ、父の悪行を告発するという勝負に出ることに…!神崎も彼の父と向き合うべく行動へ!
「私は廣臣さんを愛しております。お母様とお父様がお決めになられた結婚をするつもりは一切ございません。で…ですから………っ」
「私も藤乃さんを……藤乃さんだけを心から愛しております。支えていただいているのは寧ろ私の方です。藤乃さんが隣にいてくださらなければ生きている価値など微塵もございませんし、どなたにも藤乃さんを奪われたくございません。失礼を承知の上で奥様にお願いを申しあげます」
「私たちの結婚のお許しをいただきたく存じます―――」
『4月号の本田楓先生のコメント:サザンカ「困難に打ち克つ」』
次回15話は5月号、すべて父に筒抜け…!?どうなる藤乃…!? 分かり合えた藤乃と母、最後の難関として父が現れ――