悩殺ジャンキー、最終話 完結16巻 感想
※ネタバレ注意です※
1ページ目から1巻にあったように二人で手をつないで走っているところ、今度はなにがあったの!?と心配になりました。
「堤君」と「実羽ちゃん」と「千洋」の3人はまた思い出の場所で笑いながら会えて安心したし、3人の顔が大人っぽくなっててびっくりしました。何年後なのだということが想像できました。
そして最終回の今日が二人の結婚式の日だということもわかり、幸せな気持ちになりました。
今までの話を読んできた分、二人が結婚することがうれしくて仕方がなかったです。
堤君もクールで表情がなかなか変わらないけど、実羽ちゃんのことが本当に好きなんだなということが最終話からもよくわかります。
相変わらずいい空気がながれていて安心しました。
そんな二人を優しい顔で「おめでとう」と祝福している千洋の関係を見て、3人がまた昔みたいに仲良くなれた、良かったなと安心しました。
新郎新婦入場の場面で登場してしまうウミとナカの二人には思わず笑ってしまいました。
それを「面白かったから」で許してしまう、実羽ちゃん。
そして「俺のことがそんなに好きなんだね」と女装していたのがばれそうになった時に使っていた設定を引っ張る堤さん。
本当にこのカップルは面白いですよね。二人とも少しずれているというか、細かいことは気にしないというか・・・このシーンをみてさらに二人のことが好きになりました。
ウミの自信満々なところ、変わってなくて「ウミ様」だって笑ってしまいました。
みんなそれぞれの仕事をしているみたいで、高校生の時にしていた仕事、続けられているんだなと安心しました。
このお話でいつも勇気が出るいい言葉をくれる、ジャックの社長はスピーチの時に「皆自分にない華を求めてもがいているけれど、自分にしかない華を咲かせています。」といいます。
そして新郎新婦である堤君と実羽ちゃんに向けて「きれいに咲いたね、おめでとう」といいます。
このシーンを見て、私まで泣いてしまいました。
そして泣いている実羽ちゃんの頭を撫でる堤君・・・。もう最高です。
余計に涙が出てきちゃうよと思いながら読みました。
ウミがずっとやりたかった、再チャレンジしたかった「碧」へのお誘いのシーンも涙が出ます。
しかも男性モデルとしても認められたということが分かって本当によかったねとさらに泣けてしまいました。
千洋と苺ちゃんのキスシーンにはにやけが止まりません。
いい雰囲気ではあったけど、そんな関係になっていたなんて!と大興奮です。
そこのところぜひ番外編でやってほしいです。
学園祭メンバーでアートユニットを立ち上げるというところまでは想像できなかったので、驚きました。
でもみんなの顔が絵だけどキラキラ輝いていて、これで終わってしまうけれど楽しそうなみんなの顔が見れてうれしく思いました。
そしてウミとナカの最後のシーンでは、ラブラブすぎて顔のにニヤつきが止まりません。
もう本当にウミはナカのことが好きなんだなとほほえましく思いました。
普段は自信満々なのにナカに綺麗だって言うときに真っ赤になるところが私の一番のポイントです。
「花なんかメじゃねーし」と私も言われたいです。
ナカが泣いてしまうところ、そんなことを大好きな人に言われたら、うれしいよねと私はずっとうなずいていました。
悩殺ジャンキーはどのキャラクターも魅力的で個性があって、私は本当に大好きです。
最終回ではまたみんなそれぞれの高校生よりも少し成長した姿や自分の「華」を見てくれる人と一緒にいる姿が見れてとてもうれしく、親のような気持になりました。
恋人も大切だけど、自分の目指しているもの、好きなものに対して一緒に一つ物もを作り上げる仲間がいるということが、とてもうらやましく感じました。
最終回でみんながそれぞれ成長した姿、変わらない姿、そしてキラキラした表情が見れて本当によかったです。
最後の最後までキャラ一人ひとりが輝いているお話でした。