アラスカぱん先生/桃春花 先生/まろ先生の連載作品「マリエル・クララックの婚約」の最新話が読める月刊コミックZERO-SUMは、毎月28日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
最終話 9巻 Comicゼロサム 2024年8月号
出版社 一迅社/2024年6月28日 発売
僕は小さな書店員。 合本版 / 1巻 -今だけ無料-
2022年4月8日まで
『昔から頭が ズバ抜けて よかった』
「正道 凄いな お前は 父さんの自慢だぞ」
『大手企業に勤める父に ほめられ』
「いやー 佐藤さんのおかげです ありがとうございました」
「いやいや こちらこそ ありがとう」
『ピシッとしたスーツを着た 父に憧れ』
『いつかは父のような仕事に就きたいと そう夢見て』
『しかし現実は――…』
「いらっしゃいませー」
「ありがとうございましたー」
『佐藤正道 T大 経済学部 大学院卒』
『大手企業への就職活動に失敗し』
『現在 24歳 都会から少し外れた この ぼろい本屋で』
『書店員をやっている』
『数か月前 就職が決まらないまま卒業した僕は』
『その後も就活し 落ちまくり』
(…本屋かー… 給料安いなー… でももう そんなこと言ってられないか…)
『店頭に貼ってあった求人に』
『そのまま拾われ 今に至る』
「くぉらっ 正道!!!」
「ぼーっとしてんな! 手 動かせ 手!!」
「……」
「今日 入荷数 多いんだから それじゃ陳列 終わらないよ!!」
「てか そうやって本によっかかるの やめなさい!!」
「本に失礼だから!!」
(本に失礼って なんだよ)
「…はあ……」
〈ずるっ〉
『…それより このエプロンのサイズ どーにかなんないのかな』
『本屋の仕事は 思ったよりも激務である』
『本の入荷は毎日 このくらいはある』
『これを少ない人数で 開店前にできるだけ陳列し』
『残りはお客様の邪魔にならないよう 営業時間中に陳列する』
『Q, なぜ少ない人数なのか』
『A, 読書離れや 電子書籍等の影響で 書店に足を運ぶ人が減った』
『書店の利益が減り 経営を維持する為に 人件費削減』
『ひとりあたりの仕事量がハンパない!!』
『よって 毎朝 7時頃』
「くぉらっ 正道!! 遅い!!」
「ちょ… ちょっと手」
「貸せない!! こっちも貸して欲しい!!!」
『これは体育の授業かよ』
『また』
『本を並べるだけが 本屋の仕事じゃない』
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