花とゆめ 18号 忍恋(にんこい)、第20話 感想
※ネタバレ注意です※
楓と電話で話し、彼は杏子に かなり執心している事を知った、黒海老。
しかし、杏子の純粋さに惹かれている黒海老は 引き下がりません。
「俺が生徒会に入ったら あいつには色々 仕事を手伝ってもらう、今日以上に 帰りは遅くなるだろうぜ、なにせ俺には 他に頼る友達がいない」
「取らぬ狸のだね 杏子に伝えて 夜遊びは ほどほどにと」
「待てよ、あんたにとって 杏子はただの使用人か?」
しかも 黒海老は、自分が生徒会長になったら 杏子に告白するつもりらしく…!?!
生徒会長になるため 燃える黒海老の一方、杏子の前では いつもの笑顔で 余裕の態度しか見せない、楓。
本当は、杏子が 黒海老と仲良くなっていく事について 不満を感じているのに……。
そうとは知らない 杏子は、楓と距離ができてしまった 寂しさをこらえ、自分の仕事に打ち込みます。
(楓の期待に(期待してないようだが)、100% 応えてみせる)(黒海老は、どんどん 真剣になってきた、たった数日の間に、ずいぶん 背筋も伸びてきて、見違えるようだ)
そして ついに、大事な選挙投票日 当日。朝早く 張り切って登校していった杏子を、窓から眺めていた 楓は――――
「あんな粗野な男子生徒が 生徒会長になど なれるはずがないけど」(たとえ なったとして、杏子が彼に かかりきりになったとして、
それが何? 杏子に友達が増えて、願ったり叶ったりじゃないか)「…私では、杏子の人生に 付き合えないのだから」
しかし その言葉とは裏腹に、無意識に 手に力が入り、グラスを割ってしまう 楓…。
この日、楓にも 大事な用があります。昼に 大奥様がやって来るので、食事会があるのです。
その準備中に 杏子からメールが届きました。“楓へ これから黒海老の演説だ きっと勝つ 杏子”
「はぁ? …だから、なんで…、なんでそんなに信じちゃってるの!? その男を、
ああ…無理だ、とても我慢できない、車を出せ 福村!」
大事な用を投げ出し 学校へ向かった楓は、「私も 立候補届けを出してたはずなんだけど」と嘘をつき、会長候補として 演説を始めました!
「2年前、私は 志半ばで やむなく会長の座を退いたが、今度こそ 全校生徒に誓おう、この私に、学園と 君達の未来を任せて欲しい」
圧倒的な得票数で、生徒会長に就任する事になってしまった 楓は――――!?!
投票日まで たくさんの努力をして、当日も 堂々とした演説を披露していた 黒海老だったのに、楓が力業で ぜんぶ持っていってしまった事に対して、何の不満も感じてない様子が 意外でした。
結果は 残念だったけど 本当に、心から 楽しかったのでしょうね。
そもそも、会長になれたら…ではなく、なれなかったら お前に言いたいことがある、と杏子に言っていた 黒海老は、もしかして 楓が来る事を 予想していたのかも…?? なんて気がしました。
そして、杏子の事となると 手段を選ばす 勢いで何でもしてしまう楓の、杏子への愛に キュンとします *^_^*
拍手喝采を浴びる中 すでに後悔していた楓は、生徒会長に就任してしまい 一体どうなるのでしょう?
また、杏子と残念会を開いて 黒海老は何を語るのでしょう?? やはり 告白!?!
ただでさえ 楓の突然の行動に驚いて 動揺していた杏子は、黒海老の気持ちを知ったら 頭がいっぱいいっぱいになってしまうのでは…。
どんな展開になるのか、次回が めちゃくちゃ気になりますね! 21号の 第21話が、今から 楽しみで仕方ないです!