能面女子の花子さん　最終回 / 結末

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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ふむ…

【五百川 諒(17)】

…なるほど

【阿古島 真人(17)】

「ねー五百川君て 検事とか目指してんのかなー？　検挙されたーい」

「それに比べて 阿古島見てよ サイテー　エロ本とか」

ギロ

（ぬ）

ひっ

キャ―― にらまれたー

殴られる――

殴んねーよ 女子は

『女子は知らない』

「なあ 阿古島」

「監禁罪に抵触せずに　　誰かを半永久的に閉じ込めるには どうすればいいと思う？」

「！？」

『この男の闇を…』

「あほ島は犯罪(その道)のエキスパートだろ？」

「誰がだよ！！　あほ島言うな」

『五百川とは高２で同じクラスになって以来　　番号順やら背の順やらで やたら組まされる』

『どれも これも』

『こいつに友達がいないせいだろう』

「おい なんか ささってるぞ」

《友だち　いない》

「あﾞ？」

「なんも ささってねーし」

「大体そんな憎い奴なら　　ぶん殴っちまえばいーだろが」

ガッ

「それじゃ傷害罪だろ　　それに誰が憎んだ相手って言ったよ」

やれ　　やれ

『憎くないなら どうして！？』

「五百川くん」

ひら　　ひら

ぺこ

「へ？　　何お前 市橋先輩と知り合いか？」

ゆれとる！

「こないだ告白されて断ったんだよ　でも諦めないとか」

「！？　　おい！ おまっ…」

「乳橋先π(ちちはしせんパイ)　断るとか 正気の沙汰じゃねーよ　狂ってやがる」

あの進撃の巨乳を…

「正気じゃないのはお前だ」

漢字変換おかしーだろ

「巨乳とか あれ ただの脂肪だぞ？」

「！」

「バカヤロー」

ダンッ

「巨乳にはな愛とか勇気とか皆の夢が 沢山つまってんだよ！！」

ビクッ

「阿古島 マジきもい！」

ね――

うっ

「くそっ　お前のせーで 俺の評価が下がる一方だ！　死ねばいーのに」

ダン　　ダン

「告白された事ないからって 俺にあたるなよ」

「告白くらいあるわ！！　浴びるほど」

「どーせ母親だろ」

「はァ――？　ちげーし！！」

（妹だけど…　〔まこねー おにーちゃん大好き――〕　しかも遠い昔）

「にしても片っ端から女子ふりまくって お前って――　ハッ」

「もしや俺のハートを射止めようと！！」

サッ

「お望みなら 今すぐお前の心臓を仕留めてやろうか」

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