Kiss(キス) 2月号 パーフェクトワールド、50話 感想
※ネタバレ注意です※
特別養子縁組について 前向きに取り組みはじめた、つぐみと樹。
2人は 特別養子縁組の仲介団体に相談予約を入れました。
本当に子どもを迎え入れられるのか はっきり実感が湧かないけれど、まずは話を聞いて 2人で話し合っていけばいい。そう考え、前へ進みます。
相談員の方が、つぐみと樹に 特別養子縁組の事を 詳しく教えてくれました。
まず 説明されたのは、“配偶者のある者” “25歳以上であること” といった、法律に準拠する主要な条件です。
相談員「養親――「育ての親」になるには これからの条件が 法律で定められています、加えて 私たち民間団体からも 条件があります、
生みの親や 子どもの出生に理解があること、夫婦仲も 経済状態も 安定していること、
あと これは とても大切なことですが、子どもに 必ず「真実告知」を行うこと、
子どもは 自分の出自を知る権利があります、ご夫婦で タイミングの良い時に 養子であることを 伝えてください、
それから 子どもを迎えた時は、夫婦どちらか一方が 一定期間 子育てに専念すること」
つぐみ「仕事をしてるなら どちらかが育児休業して…ということですか」
相談員「そうですね、近年 法律が変わって 特別養子縁組するまでの期間も 育休の対象になるんですよ、
ここまでの話を聞いた上で 特別養子縁組を…と考えられたら、次はセミナーで 研修を受けていただきます、
何かあれば どうぞ 不安なこととか」
つぐみと樹には 気がかりな事がありました。それは、認定基準の “心身ともに健全であること” という条件に、脊髄損傷という樹の障害が 引っかかるのではないか…という事――――
その話を聞いた 相談員の方は、2人の不安を理解し はっきりと言ってくれます。
相談員「障害があるというだけで 外れるということは ありません、「心身ともに健全であること」というのは「子どもを育てることに対して 健やかであること」、そういう意味で とらえています」
仕事もしていて 自立した生活をしている 樹に、相談員の方は「であるなら ご夫婦で どのような生活をなさっているのか、どんなふうに 二人で子育てを行っていくのか しっかりとお話を聞いてから判断します」と説明してくれました。
さらに、他の所では 脊髄損傷で養子を迎えた人たちがいる、という事も 教えてくれます。
相談員「特別養子縁組は 子供を選ぶことはできません 覚悟も必要なことです、夫婦で たくさん しっかりと話し合ってください、
子どもと関わる道は たくさんあります、例えば 週末だけの里親や、地域のボランティア、選択肢は ひとつだけじゃありません、
それでも、「特別養子縁組で 本当の親子になりたい」と そう思って下さるなら、私たちは 精一杯 支援させていただきます」
たくさん話を聞かせてもらった つぐみと樹は、しっかりと 希望を感じるようになっています。
つぐみ「さっき 実感わかないなんて言ってたのに、なんだか すっかり、もう子ども迎えるつもりになってる……」
樹「だな」
そうして 2人は、「育ての親」の登録に向けて 動き出したのです――――
つぐみに 特別養子縁組について教えてくれた アヤさんが、早くも 子どもを迎える事ができていて ビックリしました！ 本当に よかったですね！ ^_^。
アヤさんの 幸せそうな姿を見て、つぐみは ますます 特別養子縁組で子どもを迎えいれる事に対し、前向きな気持ちになって 期待が膨らんだと思います。
そして、障害があっても 工夫次第で育児できる機会は増える、と しっかり考えて 実行してくれる樹のおかげで、つぐみの心から 不安が消えていく展開に、読んでいる こちらとしても どんどん期待が高まりました。
――しかし そんな時 つぐみに舞い込んできた、キャリアアップにつながる 大きな仕事。
妊娠期がなく 急に育休に入る事になる、という 特別養子縁組ならではの厳しさだけではなく、キャリアアップと育児を両立する事は 難しい、という 多くの人が直面する現実によって、つぐみは また苦悩する事になるのですね…。
でも つぐみなら きっと後悔のない選択をできる、と 信じるしかありません。
樹と しっかり話し合い どのような決断をするのか、続きが とても気になります！！！ 4月号の第51話を 早く読みたいです！！！
