Kiss(キス) 3月号 世界で一番早い春、episode 5 感想
※ネタバレ注意です※
現在 産休中の漫画部の顧問・半野先生は、小学6年生時の嵐の 家庭教師でした。
そして 彼女は 嵐にとって、自分が書いた小説の 唯一の読者で、初恋の人で、兄の婚約者だったのです。
3回目の文化祭に向け、真幌は 寝る間を惜しんで、たった1人で 事前に看板の製作を終わらせました。
「こんなこともあるかなって用意してたんだ よかったら使ってください」
依頼されるかも分からない看板を 徹夜で作っていたのか…。当然、不審に思う 嵐。
雪嶋も、こいつは 人生を何周もしているような 余裕がある、と不思議がっています。
初対面にも関わらず 馴れ馴れしいノリの真幌に、嵐は ますます違和感を覚え、どうして看板の必要枚数が分かったのか 尋ねましたが、もちろん 詳しい事は言えない真幌です。
「何が正しいのか わからないから できる事を してみてる…のかな」
漫画部の廃部の危機については、登山部の部長と話した方が 上手くいくと思う、と 嵐に助言。
実際そうしてみると アッサリ解決したため、嵐は 真幌に対し、“何者なんだ?” という気持ちで いっぱいになります。
文化祭が終わると 急に泣き出した真幌を、嵐が 心配してくれました。
真幌が泣いている本当の理由を 分かるはずもない嵐ですが、とにかく違和感を覚えてならない様子。
「僕たち… どこかで一度 会ってますか?」「あんたの態度のせいか… 初対面の時から 懐かしい感じがして」
「会ってるよ! タイムスリップしてるの…私」
嵐が信じるわけがない… と思いつつ、未来で嵐と仕事をしていた事も 真幌は話しました。
半野先生は 出産を無事に終えていますが、学校に戻る事が できない状況。嵐の兄が 入院しているためです。
(兄が継ぐはずの父の会社に…、僕が入ったということは、つまり 兄さんは……)
タイムスリップしてる、という話を 信じ切れてはいないけれど、真幌に 詳しい話を聞こうとする嵐。
「信じたいと思うほど… 藁にもすがる思いで… 戻りたい過去があるんです、教えてください、僕も… 過去に戻れませんか?」
嵐の兄が 命の危機に瀕しているのは、嵐に原因がある…という事でしょうか…。
少なくとも、嵐自身は そう思い、自分を責めてしまっているのですね。
過去に戻って お兄さんを救いたい、と考えてるんだろうなぁ…。
だけど、嵐もタイムスリップできるのか? なんて真幌にも分からないし、過去に戻れたとしても お兄さんを救う事が できるのかどうか――――
嵐の気持ちを きっと真幌は すごく分かるだろうからこそ、後悔を抱えている嵐に対して 真幌が何というのか、とても気になります。
6話は 5月号ですね、今から待ち遠しいです!