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Cheese!(チーズ) 9月号 執事たちの沈黙、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
秘密の愛を育んでいた 和己と椿は、椿パパに関係がバレて 大変なことになったものの、無事に乗り越え 婚約を認めてもらうことができました。
そして 和己家への婚約報告も終え、婚前旅行のため 南の島に訪れると、そこで和己は 改めて 椿に、ステキなプロポーズをしてくれたのです――――
椿が 高校を卒業し、いよいよ明日 結婚式！ …なのに、「独身最後の夜ぐらい 自由に飲ませろ！」と荒れる 和己は、高坂さんのお店で お酒を飲みまくり。
束縛が強い椿との結婚に対し 不満と不安をグチグチと言いながら、そのまま寝てしまいます。
しかし 和己の友人の高坂さんは、和己が 本心では幸せを感じていることを、見抜いているようです。
少しだけ悔しくて 寂しい気持ちを抱きつつ、すっかり眠っている友人の結婚を そっと祝福してくれました。
翌朝、和己は 椿ママからの電話で 目を覚まし、完全に寝坊したことに 気づきます。
意地悪な高坂さんは 和己を起こさずに、自分だけ先に 式場へと向かってしまったのです。
目覚めた時点で すでに大遅刻が決定している、という状況。
式場の控え室では、なぜ来ないのかと 椿は大泣き、椿パパは 怒り狂っています…。
和己「やっべぇ 遅刻の言い訳考えねぇと クソモンペに血祭りにあげられる！！」
大慌ての中、以前 椿が「バラの花108本で 永遠に愛すって意味なんだって♡」と 嬉しそうに言っていたことを 思い出した、和己。
急いで 泉川邸へ行き、椿のワガママで栽培していたバラを 収穫してから、式場へと向かいました。
そして 泣いている椿に、バラの花束を差し出して 言います。
和己「…悪い 準備に手間取った この108本のバラよりも、今日のおまえは 最高にキレイだぜ…！！」
椿「最高すぎるのは 和己のほうよ！！」
挙式の時間には間に合った 和己は、椿の機嫌を取ることに なんとか成功し、ギリギリセーフで 椿パパに殺されずに済んだのでした…！
そうして ただでさえ二日酔いの和己は、すでに疲れ ぐったりした状態で 椿との挙式を迎えます。
“早く終わらせて 寝てぇ” などと考えていたのですが、早々に号泣して 今さら結婚をやめさせようとしてくる 椿パパと白鳥くんに見せつけるため、椿にキスをして――――
和己「俺がこいつ幸せにするって言ってんだ 全員さっさと あきらめろ」
突然の情熱的なキスと愛の言葉に キャ――ッと舞い上がる 椿の一方、うんざりしてきて ますます顔色を悪くする 和己です…。
和己にとっては “地獄の結婚式” となっているけれど、ひとまず無事に挙式を終え その後の披露宴も進み、新婦の椿から 両親へ 感謝の手紙を読む時間になりました。
ところが 椿は、和己が用意した手紙を 持ってきていません。自分で書いた手紙を 読み上げたかったからです。
椿「パパとママには とっても感謝してます でも 私が今日 一番に感謝を伝えたい人は 和己です」
「手紙 書いてきたの 聞いてくれる？」
和己「おまえって奴は… 自由すぎるにも ほどがあるぜ！」
椿「甘やかされて育った私を、たくさん叱ってくれて ありがとう」
「大キライな人参をめぐって 大ゲンカした日もあったけど パパの帰りが遅い夜 私が眠るまで隣にいてくれて ありがとう」
「私の手を、離さないでいてくれて ありがとう」
「…ありがとう 和己」
「心から愛する人に愛されて こんなに幸せなことってないわ」
和己「…一回しか 言わねぇからな」
椿「え」
和己「愛してるよ」
ドタバタしていて 予定どおりにはいかないところが 和己と椿らしいですし、最後は椿の とびきりの笑顔で締められていて とってもステキな結婚式でしたね！！！ ^_^。
そして、そのステキな雰囲気のままでは終わらないところが また、この作品らしいなぁ と思います！ 和己の地獄は まだ始まったばかりだったのか～(笑)
数年後の 和己は、見た目も ワガママなところも 人参が嫌いなところも 椿にソッックリな娘、菫ちゃんに ものすごく手を焼いているようですね。
しかも、相変わらず 椿は能天気だし、椿パパは かなりの孫バカになってるし、そのうえ 会社の新社長としての仕事もあって めちゃくちゃ大変そう…。
それでも、愛する妻と 可愛い子供に囲まれて、口では何と言ってても 最高に幸せな日々を送っていることが、ラストのページで しっかりと伝わってきました。
あんなにクズだった和己が…と思うと 本当にジーンとします…！！！ ^▽^。
