BE・LOVE ビーラブ 10月号 私の正しいお兄ちゃん、#9 感想
※ネタバレ注意です※
真冬の海に入ってしまった 理世と海利は、自転車に乗って 理世の家へと向かいます。
理世にマフラーをかけてくれた 海利。自転車の後ろに座る 理世は、海利の背中に ぎゅっと抱きつきました。
(それは お布団の中の 包み込むような 温かさではなくて、凍りつく世界で たったひとつ 縋りつくような 温かさだ)
洗濯するために 濡れた服を脱ぐ 2人。理世は 海利に求められて、心も体も 捧げようとします。
「…大丈夫です、私 海利さん が好きだから」
涙ながらに 理世に そう言ってもらえて、海利の目にも 涙が――――
しかし、ゴムがない… と気づいたため、その日 一線を越える事は ありませんでした。
(だめ いろいろ あったからって こんな流されるみたいな…、でも、心から、抱き合いたいと思った)
“海利さんが好き…”
(自然に出た、その気持ちを 認めるだけで こんなに もやもやが晴れるんだ、
あの頃のお兄ちゃんへの気持ちは 変わらないけど、夢見てたお兄ちゃんが 居なくなってしまったから、海利さんを好きなことも 受け入れられるんだ…)
それから 理世は、海利に 夢中になっています。海利も 今まで以上に、理世を信頼し 理世と一緒に過ごしたくて 仕方ないようです。
「へぇ 来週から 冬休みなんだ」
「はい バイトと簿記試験の勉強しか やる予定ないですけど」
「じゃあ 来週うち 泊まらない? …今度は、ちゃんと用意しとくから」
海利の家に泊まる事を 約束した理世は、奮発して 可愛い下着を用意しました。
理世を見かけて 声をかけてくれた、立花さん。理世が元気そうで ホッとしてくれます。
(立花さん ずっと心配してくれて いい人、そして、正しい人、でも)
心配してくれる事に 感謝しつつ、「お兄ちゃんのことは、もう調べないでください」と 理世は告げました。
(おにいちゃが大好きで 海利さんも好き、
お兄ちゃんと あの人を つなげてしまったら またお兄ちゃんを愛するために 海利さんを 憎まなきゃいけなくなる、
それは とても苦しかった)
「わたし わたし今、幸せなんです…、それを、大事にしたいんです…」
(海利さんを 許せなくなるなら なにも知らなくていい――)
新しい下着を身につけて、理世が 海利の家に行き、2人が 体を重ねている その頃、警察署にいた立花さんに ある人物から連絡が入って――――!?!
2年前に川で発見された遺体は 徳本正己なのか、事故死なのか 殺人なのか、富山県警が 懸命に捜査している事、DNA検査のため 理世に協力を求めようとしている事を、理世と海利は いつ知る事になるのでしょうね…。
そして それを知ったら、2人は 一体どうするのか――――
理世と海利が 2人で ぐっすりと眠れる夜は、これが 最初で最後なのかなぁ…という予感がしてきます。
この後の展開が 気になって仕方ありません! 次回、11月号の第10話を 早く読みたいです!