ウェディングコール -アラサーメガネの婚活日記-
元お見合い相手の剣に 告白された鏡子。そのことが 恋人・玉ノ井にバレ、剣に揺れていると 勘違いされてしまう…。しかし、鏡子から玉ノ井へ 一途な想いを伝え、誤解の解けた二人は お互いしか見えないと再確認し、結婚することに――――!?
最終話 3巻 プチコミック 5月号
🔽 リア充男子 奥手女子の リアル婚活ラブ、ついに 感動の完結!!🎊🎉 個人的 大注目シーン!!!!✨😭
玉ノ井「完璧な夫婦なんて いないし 完全じゃなくても いいと思うよ」
「ショーケース オレはスゲー嬉しかったよ」
「ラッピングもしてないし 色気もないし たぶん 世間一般で見たら 彼氏へのプレゼントらしくないと思う」
鏡子「うっ…」
玉ノ井「でも オレが喜びそうなものを ちゃんとわかって選んでくれたの スゲー嬉しかったよ」
「 「正解」って みんな違うんだよな って改めて思った」
「昔は オレもさ 完璧な形を想像してたよ たぶん 子供の頃って みんなそうだよね」
「大人になったら 美人な奥さんや かっこいい旦那さんがいて 子供は二人くらいできて」
「庭つきの大きな家で 犬を飼って暮らすイメージをすると思うんだけど」
鏡子「はい」
玉ノ井「なんとなく そこを目指すと思うけど」
鏡子「はい」
玉ノ井「でも オレは鏡子と出会って そんなん どうでもいいなって思った」
「オレが楽しくて 笑ってて 隣にいる鏡子も 笑ってる」
「それが オレが思う 幸せの形だなって気づいたよ」
「鏡子は?」
鏡子「っ……」
「そんなこと 言ってくれる人は 玉ノ井くんしか いないです」
「私という人間に これ以上の人は 絶対に現れないと思います」
「一緒にいたいです ずっと」
玉ノ井「うん」
「一緒に生きていこうよ」
鏡子 ずびっ 「はい」 ずびっ
『出版社 小学館/七島佳那さん』