ザーフィラ陛下と黒と白　最終回 / 結末　【無料 ネタバレ あらすじ】

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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2023年5月29日まで

『あたし 姫乃 大学二年 女が好きな女　　今 ものすごく不機嫌』

「！！」

〈ピロンッ〉

とっても　　ど～～～でもいい宣伝

『なぜかというと』

ずーん

『付き合ってる彼女から ラインの返事がこないから』

ず～ん

『２８時間も！！』

『朝も昼も夜も ずーっとまってたけど 全ッッ然こない』

『２８時間 スマホに触らず生きてるの？ ありえるの？ 現代人なのに？』

『そもそも一年前 付き合うことになった日…』

「…え…　　もう一回言って…？」

【姫乃・大学一年♀】

「えっと 私も姫乃ちゃんのこと好きだから」

「付き合ってほしいです」

【夜・大学一年♀】

「夢…？」

「現実だよ！？」

「あの…でも あたしすごく重い女で…」

「すぐ不安になるし… 迷惑かけるかも」

「だけど…いいの？」

「うん じゃあ　　不安にさせないように がんばるよ」

『好き』

「すき… ありがとう…」

「こちらこそ ありがと～」

『…という 感動のやり取りがあったのだが』

『今…　　死ぬほど不安なのは どういう事…』

『「不安にさせない」って何だったの…　　マニフェストかなんか？』

『マニフェストだったら守らなくてもいいもんね……』

「ははは…」

「――あれ…？ 姫乃さんじゃん」

「一人で笑ってる 変な人居ると思ったら…　　どうしたんですか」

【一・大学一年♂】

「はじめくん…」

『彼は友人のはじめくん 男が好きな男　　彼氏ができては別れ、できては別れを くりかえしている』

「いいとこに来た ちょっと聞いてよ」

「はあ…」

「夜から返事がこないの…」

「どのくらい？」

「２８時間」

「２８時間…！？ 俺なら別れます」

「だよね～」

「もちろん心配ではあるんだけど　病気とか…」

「なんていうかな… こう…」

「もうむしろ病気じゃないと許せない気分…」

どよん……

「ああ…逆にね… わかります…」

「…あの… 実は俺…　　またフラれたんですよ」

「えっっ 先週 付き合った奴？」

「そうそれ… 向こうが全然 連絡しないタイプで…　　返事もおそくて…」

どよん……

「我慢できなくて 返事を求める追撃メッセ送ったら フラれました……」

「ああ～～ やっちゃったね…」

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