もくじ
Cheese!(チーズ) 10月号 虹、甘えてよ。 最終話 感想
※ネタバレ注意です※
虹を襲った犯人は 桐生先生だと確信し、ある夜 ひとりで桐生先生を襲った 岳。
憎しみによって 悪に手を染め 殺してしまうところでしたが、ダメだと分かっていても 桐生先生を愛した 日和と、岳に そんな事してほしいわけじゃない 虹によって、阻止されます。
すると、桐生先生は 罪を認め、騒ぎに気づき 駆けつけてくる警察から ３人を逃し――――
桐生先生が 暴行事件に巻き込まれた、という話で 校内は大騒ぎです。救急車で運ばれ 入院しているそう。
犯人について 桐生先生は、岳を庇い “何も覚えていない” と 証言。
岳は 普通の学校生活に戻りました。
しかし もちろん 心から反省しており、冷静に 自分の行いを振り返ります。結局 俺はずっと 自分本意なだけだった、と…。
桐生を殺してやりたいと思ったのも 「虹のために」と思いながら、本当は ただ自分の恨みを晴らしたかっただけなのかもしれない、と。
そして、日和の苦しみに 気づけなかった事や、なのに 日和を責めてしまった後悔を、口にする 岳。
すると「岳が鈍感で自己中なことくらい とっくに知ってるよ！」なんて笑う 日和でしたが、次の瞬間 涙がこぼれ――
日和「…っ」
岳「泣けよ」「あんな悲しいこと 言わせてごめん」
「許すとか、許さないとか、そういうのは もうやめよう」
「俺、日和がそばにいなくて 寂しかった」
日和「…うん、オレも、寂しかったよ…」
雨が降り出しそうな ある日の下校中、虹は 岳に言います。
虹「帰りに送ってもらうの 今日で終わりにするね」
「ちょっとずつだけど 自信も付いてきたし、岳にいつまでも 甘えてられないなって」
ひとりで できる事を、ひとつずつ 取り戻していきたい 虹。
そんな虹の「大丈夫 わたし 頑張るから」という言葉を、心配そうな表情を浮かべつつも 信じる 岳。
岳「じゃあ 最後に 手 繋いで帰ろ」 「ダメ？」
虹（ 「ダメ？」なんて、そんなの 確認しなくていいのに）
（わたしは 岳だったら なんだっていいのに）
雨が降り出してきてしまい、虹のマンションの前に辿り着いた時には もう、ふたりとも ずぶ濡れになってしまいました。
でも 岳は そのまま虹と別れ、帰ろうとしたのですが…
虹（ 「今日で最後」って）（言ったのは 自分なのに）
（さみしい なんて）
「…待って！ カゼ…、ひくと いけないから… ウチで あったまって行って…？」
（もっと、一緒にいたい）
ドキドキして 顔を紅潮させている虹に対し、岳は ただ一言「…うん」と答えます。
そして ふたりは、ふたりきりの 虹の家で、虹の部屋で――――――――
（そんな愛しそうに 見つめないで）
（ずっと、瞳(め)を閉じるのが 怖かった 瞳を閉じたら、そこは暗闇で あの夜が フラッシュバックするから）
（でも 今 岳に触れられて、幸せだって思える）
（わたしは わたしを愛してくれる 男の人の手を 知っている）
（…大丈夫） （もう 何も怖くない）
「…岳、岳、岳 岳 大好き」
（もっと もっと）
「虹 甘えてよ」
岳と日和が また一緒にいられるようになって、虹が 岳のおかげで 恐怖と不安を乗り越えることができた。そんな感動のラストに めちゃくちゃジーンとしました…！！！ ^_^。
人として 大きく成長した ３人は、これからも 愛の大切さを学びながら 強く生きていくんだろうなぁ、なんて思います。
いろいろな事を考えさせられ、いろいろな事を感じさせてくれる ステキな作品でしたね。
…ただ 桐生先生の事については ちょっとモヤモヤが残ります。
桐生先生は 自分が起こした痴漢事件について、警察に 自供していないのでしょうか…？
まだ その情報が 表に出ていないだけでしょうか。そのあたりは 読者の想像に委ねられる感じ――？？
11月号の『虹甘』特別編ショートで 少しでも描かれてくれれば スッキリできるのですが、さて どんなお話なのかな。気になります！
Cheese!(チーズ) 11月号 虹、甘えてよ。 特別編 Special Secret 涙のあとに 虹が出て
『虹、甘えてよ。』、ついに 本当の完結！！！！！！
岳、虹、日和、大人になった３人の 幸せそうな姿を見ることができて、すごく よかったです…！！！ ^▽^。
結婚して 立派な一軒家に住んでいる 岳と虹の、娘ちゃんも 登場するとは～✨ 日向ちゃん かわいい～♡♡
そして、警視なんて すごく忙しいと思うのに、すっかり良き夫・良きパパの岳が かっこよすぎ！＊>_<＊
ますますラブラブになっている 岳と虹の笑顔、とってもステキでした！！！ ^_^。
日和も、いい人と めぐり逢えて 心から幸せそうに暮らしているみたいで、読んでいて ホッとしました。本当に本当に よかった…！！！！！！
結局 桐生先生が どうなったかは 描かれていないのは、その辺りは 読者の想像にお任せ、って感じなのかな。
桐生先生の罪を 正当化するつもりは 全然ないけど、ただ――――
あの事件があったせいで 岳・虹・日和の心に 傷ができてしまったからこそ、その傷を抱えたまま ツラい過去を乗り越えようと 頑張ってきたからこそ、３人は 強くなり、絆が深まり、結果 こんなにも幸せになれたのではないでしょうか。
桐生先生も、しっかりと罪を償い続け 桐生先生なりの いい未来を手に入れられたら いいな……… と思いました。
