長田亜弓さんの連載作品「やわ男とカタ子」の最新話が読めるフィール・ヤングは、毎月8日に発売です
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もくじ
62話 11巻 FEEL YOUNG 2024年12月号
出版社 祥伝社/2024年11月8日 発売
異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。 / 1&2巻 -今だけ無料-
2022年5月31日まで
「え 異世界転移?」
「嫌です」
〔は?〕
〔なぜだ!? 今まで喚んだ者は皆 大喜びで行ったぞ!?〕
「いや 私アラサーなので」
「そういうのは ちょっと…」
《ピシャーン》
『目の前には「神」と名乗る球体が』
〔それでも君には救世主として 別の世界に行ってもらわないと〕
『異世界転移』
『漫画とか小説で よく見かけるけど まさか自分が体験するとは…』
『私は 水森月奈(33)アラサー』
『趣味は読書と料理』
『いつもと同じく 読書からの寝落ちをしたはずで――』
「…さすがに私が世界を救うなんて 無理があるんじゃ…」
「こういうジャンル読まないんだけど 夢に出るなんて…」
〔夢ではない! 君以外にもランダムで選んだ者たちを何人か送っている! 大喜びで行ったぞ!〕
「…すでにいるなら」
「私は行かなくていいですよね?」
〔え?〕
「「大喜びで」行った他の方は若い方だったのでは?」
〔全員十代だったが…〕
『剣と魔法の世界で活躍する自分』
『色々な出会いと冒険』
(確かにちょっとワクワクするけど…)
「私も若いころなら 勢いだけで行ったかもしれませんが」
「さすがにこの年になったら色々考えます」
「それに 聞き逃して無いですから!」
「戦いがある世界って言ってましたよね?」
《ピタッ》
「世界を救うって 具体的に何をするんです?」
〔君たちは「救世主」だ〕
〔こちらの人間が あちらの世界に行くと かなり魔力が強くなり〕
〔国を統一できるくらいの力の大魔法が使えるようになる これは救世主にしか扱えない〕
〔君には その大魔法を使って世界に安定をもたらしてほしい〕
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