La・La(ララ) 7月号 君は春に目を醒ます、22話 感想
※ネタバレ注意です※
一晩が経って、絃は少し 冷静になっていました。よく考えたら 昔も一緒にクリスマスを過ごしたし、あれと同じ感覚なんだろう、きっと それ以上の意味はないよね――と。
なんにせよ 楽しみにしている絃に、千遥が話しかけます。
「それでさ、クリスマスのことなんだけど」「昨日 色々 考えて…、水族館とか 絃好き?」
好き、行きたい、と 素直に答えた絃だけど、“デートっぽい感じ”に 内心ビックリです!
「…絃と同い年になって 初めてのクリスマスだから、今までより特別なクリスマスになる気がする すごく楽しみ…」
「…うん、私も…」
絃と千遥が 仲良く会話をしているところを、後ろから見てしまっていた 弥太郎。休み時間、千遥を 屋上に呼び出しました。
「昨日の電話… なんだよ あれ」「言うなら全部 説明しろよ 気になって眠れなかっただろうが!!」
すると 千遥は、怒っている弥太郎に「まだ絃への気持ちが これから恋愛感情になるかは 分からない…」と話し始めます。
「ずっと妹だと思ってたのもあるけど、それ以前に―― 恋が どういうものか、よく分かってないから…、
あまり興味もなかった 絃と過ごすほうが、楽しかったし……」
「こんな人間だから 絃の気持ちにも 気づけなくて…、でも… それでも やっぱり絃は、オレにとって 特別で…、離れたくないんだ、
ちゃんと同い年の女の子として向き合って 絃の存在が どう変わるのか、知りたい…」
「それに…、もう少しで 分かりそうな気がするんだ、絃と同じ気持ち…」
「オレ 弥太郎のこと好きだよ」「知れば知るほど いい子だし…」「でも弥太郎に 遠慮はしない、
だから これから…、オレたち ライバルになるかもね」
絃の落し物を拾った 千遥。それは、千遥が “眠る前”にあげた、髪ゴムでした。
7年も ずっと大事にしてきた事を明かし、恥ずかしがる 絃です。
「でも その髪ゴム お守りみたいになってて…、千遥くんが眠っちゃってからも それがあるから がんばれた、
千遥くんが、側にいてくれるみたいで…、だから…、すごく大事なんだ」
絃の気持ちを知り 嬉しそうに微笑んだ千遥は、絃が 髪ゴムを受け取ってくれていた事を 喜び、大事にしてくれて ありがとう、絃の力になれたのなら よかった、と言ってくれます。
(――そうだ 私はあの時 扉を開ける勇気がなくて)(千遥くんは どんな表情で これを置いていったんだろう……)
7年以上 経ってしまったけど、絃は 千遥にお礼を言いました。「ありがとう、すごく嬉しかった」と。
「――うん、大丈夫 オレにとっては ついこの前の話だよ」
若い時の7年って 本当に長いですよね。絃と千遥にある 7年のズレが、寂しいような 切ないような…。
でも そのズレがあるからこそ、2人の関係は 変わろうとしている、という不思議さが魅力で ドキドキします!
絃と千遥の特別な絆を 分かっている弥太郎は、ライバル宣言されたけれど 勝負を諦めるのでしょうか…?
これからの展開も 気になりますね。次回が楽しみです!!!