もくじ
＆フラワー 2019年29号 Bite Maker ~王様のΩ~、第8話 感想
※ネタバレ注意です※
耳元で囁くだけで 人を虜にする 口の能力。それは 唾液を対象者の中に入れる事で、心を惑わし 判断力を奪い、魅了させるのです。
そんな能力を持つ 幸村に、指や 首筋や 耳を舐められている、ラン。強い快感に襲われています。
しかし、信長を好きな気持ちは 奪われたくないランは 必死に抗い、涙を流しながら 信長に助けを求めました。
この場にいない信長に ランの声が届く事はありませんが、泣いて怯えるランの姿を 見下ろす幸村は――――
目の力を暴走させ 一時的な抜け殻状態に陥っていた 信長は、拗ねまくって ふて寝状態…。いつもの姿からは 想像できないほど 弱っています。
でも、そんな信長を “かわいい” と感じた のえるが、信長の瞼に キスをすると、あっという間に ご機嫌になった 信長。
そして、ランが 美味しいパンケーキを手に入れて 戻ってきたので、信長のテンションは上がり すっかり元気になりました。
ランは 幸村に何をされたのか、記憶がありません。不安になったランは のえるに言います。
「信長を守って」「いいから 聞いて、幸村には 気をつけて、いい 幸村の囁きは 耳元で聞いちゃダメ、何があっても マウストゥマウスのキスはしないで お願いよ」
「もしもの時は 秀吉を頼って」「アイツのほうが まだマシ 幸村は 何考えてるか わかんないけど、少なくとも 秀吉は信長を どうこうする気は ないはずだから、
あんたも従者(サーヴァント)なら ナンバーズについて もっと知るべきよ」
のえるに、生き抜くために αの事を もっと知らないといけない、という気持ちが芽生えました。
信長が 突然、のえるに「つきあうって なんだ？」と 問いかけます。
ビックリしていたけれど、信長が 本気で聞いている事が分かった のえるは、「私は… 恋がしたい」と答えました。
「…ただひとりでいい 偽らない自分を見せられる相手が欲しい、その人と誰の目も気にすることなく 外を歩きたい、
かわいい服を着て 流行の場所に行って、お腹いっぱい ご飯を食べて、思いっきり 笑ってみたい」
（たった ひとりでいい、心から好きな人と）
すると 信長は、「……わかった」「じゃあ つきあってやる」「あぁ 遠慮はしなくていい」と言うのです！
あんたに つきあってとか 言ってないー！！ と抗議する のえるだけど、信長は 聞いていない様子で…？？
幸村は 本当に、ランには 何もしてないのでしょうね。
泣いている子に 無理やりキスをして 心を奪うなんて、優しい幸村には できなかったのだと思います。
ランが 可哀想な目に遭う事は なさそうなので、ホッとしました！
しかし、今回のラストで 予想外すぎる展開が始まってますね…？ >_<；
横浜の凶暴な3人組が、Ωを狙って 新宿へ！？！ 一体 この後どうなっていくのか、次回 第9話が気になって仕方ありません！！！
＆フラワー 2019年33号 Bite Maker ~王様のΩ~、第9話 感想
のえるに「つきあってやる」と告白した 信長。
そして、のえるが 何を求めているか とりあえず理解した信長は、「外に出たいんだろ 連れていってやる、オレが一緒だから 大丈夫だ」と言って デートに誘います。
これまで 学校と家しか行った事がない のえるは、思わず 嬉しそうな顔をしてしまうのでした――――
ランに協力してもらい 完璧なデートコースを考えて、デート当日、信長は のえるを迎えにいきます。行き先は 表参道ヒルズ！
そんな人混みで もし何かあったら…と不安がる のえるですが、信長に “マーキング”（強いαの匂いをつけて 誰にも手出しできないようにする）されれば、Ωの のえるも 普通に外を出歩く事ができるのです。
夢のショッピングデビューをした のえるに、好きな服を選ばせてあげて 買ってくれたり、人気のタピオカ店で 美味しいドリンクを 飲み歩きさせてくれたり、ちょっとだけ失敗も ありつつ…、たくさん のえるを楽しませてくれた 信長。
「…デートなんてもの はじめてしたが、悪くなかった」
「…私も 悪くはなかった」
まだまだ素直にはなれない のえるを、高級ホテルのナイトプールに連れてきた 信長は、「夜はまだ これからだ」と言いました。
その頃、たまたま 同じホテル内にいた、鼻の能力者・秀吉は、のえるが放つ Ωの匂い（フェロモン）に あてられていて――――！？！
